バンビも!プラーターに麗しいシカの親子が
先日、プラーターと呼ばれるウィーンの巨大な公園をお散歩中に、麗しい鹿の親子を見掛けました!
このプラーターは嘗てハプスブルク皇帝の狩猟場だっただけあり、特に夏季には野生の動物にお目に掛れる機会がよくあります。太~い尻尾をふさふさと靡かせながら、地上を走りまわったり、木から木へと飛びうつる姿が可愛いりすたちはその代表ですが、今回のように鹿の親子を見掛けるのは割と珍しいこと。著者だけでなく、周りのウィーン子たちからも若干動揺した様子が伝わってきたので、赤ちゃんバンビを連れたお母さん鹿というのは、こちらでも少々珍しい光景なのかも知れません。著者はこのときカメラも電話も不携帯で、愛らしい親子のお写真を撮ることができなかったのが、実に悔やまれます・・・。
ところで以前、犬にリードを付けずにお散歩させる飼い主を見掛けると話したことがありましたが、こういった減りつつある野生の動物たちを護っていくためにも、プラーターにおいても一部の区域を除いて犬にはリード着用が義務付けられているそうです。
(野生の動物を見て興奮した犬が追い掛けて、噛みついたりなどしして怪我をさせないように)
とはいえ、リード不着用のマナーを守れない飼い主も毎週ちらほらプラーターで見掛けるので、その度に少し悲しくなってしまいます。
しかし考えてみれば著者の実家神戸でも、帰省するたびに住宅街で野生の猪(イノシシ)に遭遇するようになりました。山に餌がなくなり、お腹を空かせて街に降りてくるらしいのですが、「怖いから」という理由で撃ち殺されることもあるのだとか。
自分たち人間が壊してしまった自然をどのように回復させ護っていくかというのは、現在多くの国に置いて非常に重要なテーマかと思われます。
オーストリアでは日曜には、ほぼすべてのお店が休業します。
安息日に働いてはならないと言うキリスト教の強い教えがその根本にあるのですが、日曜日は朝にミサ(礼拝)に出掛ける以外は、家族のメンバーや友人たちとスポーツを楽しんだり、バーベキューを計画したりと、身近な人々とともに自然に触れ合える貴重な時間。
日本では休日にはショッピングに出かける人がまだまだ多いかと拝察しますが、2日間ある休日の一日はそういった自然の中で過ごす時間にあててみると、自分たちが護るべき自然の姿がより鮮明に浮きあがってくるのではないかと思います。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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