ユリウスから徒歩圏内の、フレッシュなフローズンヨーグルトのお店 Kurt

先日読者の方から「美味しいフローズンヨーグルトのお店がある」との情報を頂いていたのですが、先週でグルメで、著者と同じくらいアイス好きなインディアン・ガールの同僚に尋ねてみたところ、太鼓判を押してくれたので、早速訪れてみることに。

著者は本来、ヨーグルト系にはあまり食指が動かないものの、このところウィーンを襲ってくる猛烈な熱波により、流石にフレッシュテイストの冷たいスイーツが食べたくなって出掛けてみたのでした。

アイス（イタリアンジェラート）が主流のウィーンにおいては、フローズンヨーグルトというコンセプトは専ら新鮮だったので、お出かけ前からドキドキ。

観光客に人気の高級スーパーマーケットのユリウスマインルからTuculauben通りに入り、先日紹介したTuchlauben Eisのアイスサロンを左手に見ながら更に歩を進めたところに、このKurt（クルト）というお店はありました。店内は緑青色とベージュを基調とした落ち着いたテイストで、まだ真新しい店構え。お店の外にはオープンテラスがあり、ヴィヴィッドなカラーのテーブルと椅子が並んでいます。

少し並んでいる人の列（明らかのウィーン子たち）もできており、結構繁盛している様子。

並んでいる間に、フレーバーやトッピングのメニューに目を走らせて気付いたのですが、このショップのコンセプトは、"ベースのフローズンヨーグルトのとトッピングを組み合わせて楽しむ"というもの。

ベースのフローズンヨーグルトは季節によってローテーションするようですが、この日はナチュラルテイスト、マンゴ、ブルーベリー（だったと思います・・・。あまりに暑くて記憶が飛びました　笑）の3種類があり、3つ目をオーダー。

加えてオプション（別料金）にて、２～４種類のトッピングチョイスが可能。

店員のお姉さんのお勧めにより、キーウィとミューズリ（オーストリアで好まれるシリアル）を選択しました。この他にも、メロンやパイナップルなどのフレッシュフルーツや、オレオを砕いたものやクランチーフレークス、ダークチョコレート・ファッジといった垂涎もののメニューが充実。　

ベースとトッピングとの組み合わせで、来るたびに幾通りもの楽しみ方が味わえるようです。

こちらが著者のオーダーしたフローズンヨーグルト。

ベリーの紫色と、キーウィの緑との色彩コントラストが非常に美しく、見栄えが抜群！

この日新しいバレリーナシューズを履いて歩いていたら見事に靴ずれしてしまったので、屋外に設置されたオープンテラスに座って食べ始めたものの。。。期待していたものとは少々異なるお味。

ウォーターベースなのか、舌の上で凍りつくような冷たさが先に立ち、味わうと言うよりも体をき～んと冷やす役割の方が強そう。例の同僚からは、「ミルクベースと言うよりも、食べた瞬間に舌の上には水の感触が残るから、ちょっと水っぽいかな」とのコメントを受けていたので、"なるほど、このことを言っていたのね"と彼女に同感したのでした。

その後も疑問を感じながらも暫く食べ進めていたのですが、流石に飽きてきたので立ちあがって歩くことにしました。

すると。

ヨーグルトの味に劇的な変化があり、突然えもいわれぬ美味しさに！

一体どのようなトリックかわかりませんが、このヨーグルトは灼熱の中でお散歩しながら食べると、格段に味が上がるようです。しぶしぶ食べ続けた前半のフローズンヨーグルトを取り返したいほど。

旅行者の皆さまも、こっくりとしたミルクテイストのアイスクリームがヘビーに感じられるような暑い日には、フローズンヨーグルトにトライしてみては如何でしょうか？

Kurt ---Pure Frozen Yogurt---

住所：　Schultergasse 2 , 1010 Wien / シュルターガッセ　２、ウィーン1区

営業時間：　毎日12:00-22:00

täglich 12:00 - 22:00