肉喰草とエーデルワイス ~ウィーン街角の花屋より~
先日とあるウィーンのフラワーショップの前を通り掛かったところ、実にセンス良く、色別に瀟洒に設えられた店先のディスプレイに興味を持ったので、暫く色々なお花を観察してみることにしました。
すると、こちらにしては珍しい、大輪のハスの花が。
ミニサイズのチリの鉢植えの傍らには、サウンド・オブ・ミュージックにも謳われるオーストリア祖国の花、エーデルワイスも飾られていました。
(エーデルワイスについての詳細は、こちらの記事もご参照ください。
イタリア人の子供が、花で遊んでいます。
美しい花は愛でるものであり、遊ぶものではない筈。
風流を解さない子供だと一瞬思ったものの、何だか事情がある様子。
ああ、これ!!!
Fleisch-fressende-pflanze(直訳で肉喰草)、いわゆる食虫植物のハエトリグサ!
スーパーマリオブラザーズに出てくる、パックンフラワーだとか言う、憎たらしい敵ではありませんか。
忘れもしません、著者がプレイするマリオが、一体幾度この人喰い花の餌食になったことか。
しかもスーパーマリオブラザーズ3になると、この花は口から火を吐くという嫌がらせまで始めました。いやはや、人喰い花の起源がこんなところにあったとは・・・。
この悪戯を仕掛けているイタリア人の子供も、そんなプレイ中の苦い思い出からこの花(草)に逆襲を試みていたのかも知れません。なんだか納得してしまった著者でした。
しかし、まさかあの花にウィーンの街角で再会するとは夢にも思いませんでしたよ。
これからも新たなる邂逅と再会を求めて、ウィーンの街を日々歩いていきたいと思います(笑)
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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