ドイツ人ブリーダーお勧めのキャットフード

公開日 : 2012年08月08日
最終更新 :

オーストリア隣国のドイツに住む厳格なキャットブリーダーの方から、以前お勧めのキャットフードを紹介してもらいました。

それがこちら、Miamor(ミ・アモール)のウェット・フード。

Miamor-Thun-Wachtelei-2-b.jpg

このミ・アモールブランドからは数種類のキャットフードの種類が出ており、ウェットフードにも"Filets"(フィレ)と"Pastete"(ペースト)の2種類があるのですが、重要なのは"Feine Filets"(フィレ)と表記されているものを選ぶこと。

Miamor-Thun-Wachtelei-inhalt-b.jpg

フレーバーは"Thunfisch & Wachtelei"

(マグロとウズラの卵)

何故フィレを選択するのが重要かと言うと、このフィレですと中は鶏肉のささみやお魚、うずらの卵やお米などがごろごろとそのまま入っているため、内容物が一目ではっきりとわかって安心なのですが、これが他のペースト状のものだと、全てぐちゃぐちゃに混ぜ込まれてミンスされているので、一体何が入っているのか一見不明であるため。(日本ではEUよりも規制が緩いため、母が国内で販売されているペットフードに"腫瘍(しゅよう)"などのすごい内容物が含まれてしまっているのを発見したことも・・・)

この他にも、猫のウェットフードには何故かasche(灰)が含まれているものが大半であるため、できるだけ灰の含有量の少ないものを選んだほうが良いとのこと。因みにこちらのMiamourブランドですと、Rohasche/Ash(灰)の含有量は非常に少なく、2.0%。(それでも入ってるんですよね・・・。やはり気になる方は牛肉などを買ってきて切り与えるとか、自炊に限ると思います)

Miamour-Feine-Filets-b.jpg

また、厳格なドイツ人ブリーダーをそのまま絵に描いたような彼女が獣医を何件も廻って問い合わせたところ、猫の病死因の殆どが腎不全であるとのこと(←確実な統計でないことは御承知下さい)。猫は本来ネズミや鳥等を捕獲して食べる生き物であり、ネズミも鳥も、生き物である以上多量の水分構成であるはずなのに、猫のドライフードは油分こそ多いものの水分は殆どゼロ。これは決して自然な食生活ではないので、愛猫にはできるだけ自分で料理して食事を与えるか(レシピも頂きました)、妥協するならば、Mi Amorのような内容物が具体的で、灰などの体にとって余分なものができるだけ含まれていないウェットフードを与えること、と言うのが彼女の猫を健やかに育むための指導でした。

※ドイツと日本とでは市場に出回っているキャットフードや猫の種類、死因等も違うと思いますし、彼女もブリーダーとはいえ一般人です。また獣医さんやブリーダーさんによって意見は異なると思いますので、あくまでも一意見として、そのあたりはご考慮の上、読んで下さいね。

EUでは人間用の食品はもちろんのこと、ペットフードに対する安全規制も厳しく管理されているので、ペットを日本に置いてご旅行の方や、ペットのいるお友達や同僚には、EUで販売されている良心的なペットフードをお土産で持って帰るのも喜ばれるかも知れませんね!

このMiamorをプロデュースする会社からは、他のキャットフードのラインやドッグフードも出ていますので、ご参考までにリンクを張っておきます。但し、すべてのウェットフードがフィレではないと思いますので、ご購入の際には、どうぞご自身でご確認下さい。

http://www.finnern.de/

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筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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