神韻縹渺たる王宮図書館、プルンクザール
ウィーンの旧市街、ホフブルク王宮内にある"世界一美しい"と称される国立図書館。
嘗ての王宮図書館であり、写本や初期印刷本を含む数多の蔵書が左右に嵩高く、整然と並べられているプルンクザールは、常に訪れる人から賛辞を呈されています。
エントランスからプルンクザール("華麗なホール"の意)に入場すると、その名の通り、図書館と言う言葉からは想像もつかないほどの華麗な空間が見る人を圧倒してきます。
中央にあるホール。
絢爛豪華な部屋の装飾は言わずもがな、その突き抜けるような天井の高さにも目を見張らざるを得ません。
当時を偲ばせる地球儀と天球儀。
何れも1693年にイタリア北部のヴェネツィアにて制作されたもの。
いずれも写真では、肉眼で実際に見るほどの空間の迫力や壮大さが到底再現できないのが何とも無念!
ウィーン観光においては、シュテファン大聖堂やホフブルク王宮にあるシシィ・ミュージアムなどの陰に隠れてしまいがちな当国立図書館ですが、せっかく中心街のホフブルク王宮敷地内に立地しているので、ぜひ足を延ばして耽美な空間を味わってみて下さい!
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筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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