おすすめ撤回!不味くなったホフブルクカフェのお料理
数日前のブログ記事にて、遂にウィーンのカフェハウスでまた美味しいクラブサンドイッチに邂逅できたと、感涙にむせびながら報告したばかりですが、12月に入ってからこのホフブルク・カフェを訪れると、味に劇的な変化が訪れていました・・・・・。
ほぼ満席の店内で辛うじて1席を見つけ、懲りもせずクラブサンドイッチをオーダーしたところ、程なくしてケルナーが戻って来て、「クラブサンドイッチはもうございません」と一言。
この様子からして、ケルナー自身もサンドイッチがメニューから削除されたことを察知していなかった模様。
他に食べたいものが見当たらなかったものの、ドリンクをオーダーしてしまった後に席を立つのも気がひけたので、仕方なくトマトスープとシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)をオーダーしたところ・・・
出てきたのが左写真。(右は前回頂いた絶品トマトスープ)
以前はトマトをすりつぶり、時間をかけて煮込まれたような、明らかに自家製のスープだったものが、この日頂いたものは、まるで市販のトマトジュースを温めたか、粉末スープをお湯でといてクリームをトッピングしただけの様な惨憺たるお味。だいたい、色が左右でまったく違いますよね?
シュニッツェルに至っては、衣のサクサク感がまったくなく、べっとりと古い油のまわった食感で、味付けも殆ど感じられない有様。写真でもわかるように見るからにぶよぶよで、カリッと感がまるで見てとれないのが判別できるかと思います。恐らく作り置きしたものを電子レンジで温め直しただけと言うことが、誰にでもわかりますし、これだとカジュアルなシュニッツェル店のテイクアウト商品の方がまだずっとましと言った体たらくぶり。
ラントマン製のラズベリー&ブラックベリー・プンシュはまだ飲めたものの、スパイスが少々効いている分、辛うじて屋外のスタンドのプンシュよりは幾分ましといった程度。普通の老舗カフェでも3.8ユーロ程度のプンシュが、ここホフブルクカフェではこのクォリティで5.3ユーロするのも気になりました。
あまりに歴然とした差が感じられたので、お会計時にケルナーに「美味しかったですか?」と尋ねられた際に、「シェフが交代したんですか?味が随分落ちましたけど」と思わず苦言を呈してしまいました。ケルナーは「何も変わっていませんが・・・上に報告しておきます」とお茶を濁していましたが、この惨状を見るに当たり、このカフェはキッチン自体を閉じて、シェフすらいなくなったに違いありません。
噴飯ものとはまさにこのことです。
本当にあきれましたし、心底がっかりしました。
ホフブルクと言う立地から、常に観光客で溢れ返るので、地元のリピーター客は必要ないという経営方針の転換がよくわかりましたよ。
こんなカフェには金輪際来ませんし、ましてやグルメの多い日本の皆様には全く以ってお勧めできません!
あ、でもラントマン傘下だけあり、ラントマンのトルテは相変わらず仕入れているようですので、お茶だけ頂くには便利なロケーションかも知れません。
ただ、敢えてこのカフェを目的にいく必要性は感じませんので、ご注意くださいね!!!
応援クリックお願いします☆
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。