オリジナルに勝てるか?カフェ・オバラーのザッハトルテ
ウィーンにてチェーン展開するコンディトライ・オバラーにて、うっかりリンツァーシュニッテに手を出してしまったお話は昨日いたしましたが、用事のついでに購入しようと思っていた本命はこちらのザッハトルテ。
著者的には、ザッハトルテはウィーンの他のどのコンディトライよりも、「オリジナル」ザッハトルテのレシピを伝統的に護り抜く"ホテルザッハー"のものが一番だとの考えを貫く派。
他の各老舗スイーツ店のザッハトルテはいわずもがな、ファストフード系カフェのものにいたるまで、方々で試食してみた当トルテですが、軍配はこのかたずっとホテルザッハーに揚がり続けていました。
それはホテルザッハーとかつて、「オリジナル」ザッハトルテ銘の使用を巡って「ザッハトルテ戦争」を繰り広げた、皇室御用達スイーツ店・デーメルのものと比べても、また然り。
(関連記事 「ザッハトルテ戦争、どちらに軍配?」)
他店のザッハトルテを食べては撃沈の連続で、「ザッハトルテはホテルザッハーのものしか口にしない」と固く誓った著者でしたが、たまに魔が差すんですよね。
カフェ・オバラーに用事で来たついでに、目の前に陳列されていたザッハトルテに(そして、なぜかリンツァーシュニッテまで)手を伸ばしてしまいました。
リンツァーシュニッテは前述の通り、一口食べたあと夫にスルーパスした(押し付けた)ので、引き続きザッハトルテに手を付けることに。結果を言うと、悪くなかったです。
むしろ、「オリジナル」を堂々と名乗るデーメルのものよりも美味しかったくらい。
パウンドのしっとり感ときめの細かさは、さすがにホテルザッハーのものとは比べるべくもなかったものの、ダークチョコレートのトップコーティングと言い、アンズのジャムの挟み具合と言い、期待値以上のものが得られて、著者は大満足でした。
さてこれから、味もサービスも地に落ちたカフェ・ラントマン系列に代わる、美味しいカフェ探しの長い旅に出なければなりませんが、皆さまどうぞ気長にお待ち頂ければと思います!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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