え、偽札?新札のデザインにご注意!
本日ショッピング中の会計時に手渡された、新しい5ユーロ紙幣。
実は導入されたことを知らなかった著者ですが、レジのお姉さんに
「これ、新札です。偽札じゃありませんから」と笑いながら手渡され、初めて目にしました。
写真では上のお札が新しい5ユーロ紙幣。
基本のモティーフは同じですが、変更点は主に以下の通り。
<表>
・図柄や数字の配置と色味が微妙に変更
・欧州中央銀行総裁の交代により、署名がマリオ・ドラギ氏のものに刷新
・紙幣表の左右には、視覚障害者用の配慮か、凹凸のあるバーコード
・表の右側にあるホログラムの帯にエウロペの肖像
・表左下の「5」の緑色の文字が、見る角度により輝き方が変化
<裏>
・2004年EU加盟のマルタとキプロスが地図に出現
・ブルガリアの加盟により、EUROの文字がラテン文字、ギリシア文字の下にキリル文字も記載
紙幣自体も分厚くなり、より耐久性に優れたものを考案したようですね。
あ、すかし絵もデザイン変更になった模様です!
旧紙幣では、アテネのパルテノン神殿やベルリンのブランデンブルク門を彷彿とさせる、古代・古典柄ですが、新紙幣では少しとうの立った天使のような人物 ヨーロッパの語源ともなったエウロペと呼ばれる、ギリシャ神話に登場する女性像が描かれています。何でもルーブル美術館に展示されている、2000年以上も前に作られた壺の模様が元になったのだとか。
気になる旧紙幣ですが、今後も無期限に使用可能なのでご安心を。
レジで見知らぬ紙幣を受け取っても、どうぞ慌てずにご対応くださいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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