皇帝の愛したデザート、カイザーシュマーレン

公開日 : 2013年06月18日
最終更新 :
Kaiserschmarrn-oberlaa-plain-b.jpg

オーストリアには数多の美味しいデザートがあれど、もっとも有名なものといえば、やはりカイザーシュマーレンと呼ばれるものでしょう。ドイツ語でカイザーは"皇帝"を指し、シュマーレンとは"パンケーキ"や"くだらないもの"という意味合い。実質上ハプスブルク最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフ1世のために作られ、彼が好んだことからこのような名称がついたとされています。

-

このカイザーシュマーレンは卵をたっぷりと使ってふんわり焼き上げられたパンケーキを一口大に砕いたものに、パウダーシュガーを振りかけ、温かいプラムのコンポートや、カラメルをまぶしたナッツやレーズンなどがトッピングされています。プラムソースが主流ですが、レストランや家庭によってはリンゴのピュレを用いたりもします。

Kaiserschmarrn-oberlaa-sauce-b.jpg

ただし、酸味の効いたソースを一旦かけてしまうと、ほんのりとついた折角のカラメル風味が損なわれてしまうので、著者はソースなしで食べるの主義。なので、ソースは一気にかけてしまうよりも、好みに合わせて少しずつかけた方が良いでしょう。

オーストリアでは甘いものも主食として食される傾向があるので、カイザーシュマレンはメインディッシュにしても良いですが、デザートにする場合は、ボリューミーですので、2~4人でシェアすると良いかも知れませんね。

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。