伝説のF1チャンピオン ニキ・ラウダ氏の映画
今回こちらで紹介するのは、昨年に日本でも公開された映画、"Rush -Alles fuer den Sieg"(邦題「ラッシュ/プライドと友情)について。
日本では1980年代にヨコハマタイヤのCMに出演したり、高校英語の教科書にエピソードが掲載されていたことで、一部の世代には知られている元F1チャンピンのニキ・ラウダ氏。
彼は母国オーストリアでは、瀕死のF1事故からわずか6週間で奇跡の王者復活を成し遂げた伝説のF1ドライバーとして、未だに揺ぎ無いヒーローの地位を確立しています。
F1引退後は、自身が創設したエアライン事業にも経営者として、パイロットとして、様々な形で従事し、現在もTVCMをはじめ、コメンテーターやTV番組ゲストとして数々のメディアに精力的に出演を続けているラウダ氏。
この映画はそんなラウダ氏のF1ドライバーとしての半生を、ライバル関係にあったジェームズ・ハント氏と絡めながら描かれたものです。
昨年公開ながら、著者は当初この映画にまったく関心がなかったのですが、夫が買ってきたブルーレイを見たところ、思いがけずにおもしろい!あっという間に惹きつけられてしまいました!
実はラウダ氏とお話したことがあるのでたまたま知っていたのですが、何といっても彼を演じる俳優のラウダ氏っぷり(強烈なドイツ語アクセントの英語や傲岸不遜な態度など)が素晴らしい!
本物のニキ・ラウダ氏の話し方と比較したければ、こちらのインタビュー映像をどうぞ↓
また彼を知らない人でも、その歯に衣着せぬものいいや、パンチの効いたキャラクターには痛快な思いをすることでしょう。F1の性質上、イタリア人も多く登場するため、イタリアン・チャームも堪能することができます。現役時代のラウダ氏を知る人はもちろんのこと、知らない世代でも普通に楽しめてしまう映画ですので、オーストリア旅行の前に一度観賞なさってみてはいかがでしょうか。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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