ホイリゲでシュトゥルム酒を飲もう!
さて、今年もシュトゥルムの美味しい季節が到来しましたね!
シュトゥルムと言えば、昨今サッカーの秋吉泰佑選手(MF)がグラーツのサッカーチーム、シュトゥルム・グラーツに移籍したことで、聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
そう、シュトゥルムとはドイツ語で「嵐」を意味するため、嵐のように猛々しく勢いのあるさまがサッカーチームのネーミングにはまさにぴったりです。
かたやオーストリアのお酒のシュトゥルムとは、ワインになる前の発酵段階のブドウ酒のこと。液体が白く濁っているのが嵐の風景にたとえられたのが名前の由来となっています。
このシュトゥルムが飲めるのは、毎年ワインのできる前の秋口。
オーストリアの法律では8月1日から12月31日までの販売が許可されていますが、レストランやマルクト(市場)などで頻繁に見かけるのは9月~10月といったところです。
気になるお味は甘めのワインと言った感じ。
アルコール度数がワインほど高くなく、発酵中であるため炭酸が口当たりを良くしてくれるので、お酒を普段飲まない人にもおすすめです。
シュトゥルムは普通のオーストリア料理のレストランなどでも飲めますが、何といってもお勧めはホイリゲ!ホイリゲとはワイン業をいとなむ農家が直接経営する居酒屋のことで、ウィーン市内・郊外に何軒か存在します。
ウィーンの森のあるカーレンベルクの丘の斜面に広がるブドウ畑の中にも何軒かあるので、丘から徒歩で下りながら探してみてはいかがでしょうか?
大自然の中で満喫する、その土地ならではのお酒は最高に美味しいですよ!
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筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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