皇室御用達グッズがそろう、ひときわ高貴なクリスマス・マーケットが王宮前に新登場!
オーストリアにおいて、ごく一部のレストランやスイーツ店、その他のお店に冠される、"k.u.k."の称号。これはkaiserlich und königlichの略で、ハプスブルクの皇室御用達であったことを意味し、いまだに大変栄誉なこととされています。
そんな恐れ多い称号ですが、それが何と今年はクリスマス・マーケットとなって登場しました!
こちら、ホフブルク王宮前のミヒャエル広場にできた新たなクリスマス・マーケット。
昨今その人気高騰ぶりで、雨後の筍のようにウィーンのあちこちに出現しているクリスマス・マーケットですが、こちらは「皇室御用達」と銘打たれているだけあり、他とは一線を画す様子。
クリスマスとは無関係なインド風のファッショングッズやお香、無機的な現代風のアクセサリー店などが幅を利かせるクリスマス・マーケットも多い中、こちらは皇后エリザベートの愛したスミレの砂糖漬けや独自に制作されたクグロフや民芸品など、ごくごく厳選されたクリスマス・グッズのみが販売されています。
また他のクリスマス・マーケットの屋台が、温かみを帯びた茶色い山小屋風であるのに対し、こちらは高貴なスノーホワイトで統一。王宮の荘厳な雰囲気が、のどかな田舎風に塗り替えられてしまっていないところも、評価すべきポイントでしょう。
ヨーロッパにはクリスマス・マーケットが数多くあれど、"皇室御用達"を名乗れるのは、ハプスブルク帝都であったウィーンの特権!
素晴らしい思い出となること間違いなしですので、ぜひ訪れてみて下さいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。