限りなく豪華で退廃的!黄金のクリムト芸術がテーマの舞踏会がすごすぎる
今年も例年通りウィーンで開催された、HIV感染者および、AIDS患者のための慈善舞踏会「ライフボール」(いのちの舞踏会)。
参加者は毎年趣向を凝らしたガージャスなお手製のコスチュームでエントリーするため、
その華やかさたるや、ウィンターシーズンの舞踏会に勝るとも劣らずといった感じです。
そんなメディアを賑わせ続けるライフボールですが、今年の舞踏会は一味もふた味も違ったもの!
というのも、今年のテーマはクリムトを中心としたウィーンの世紀末芸術だったからです!!!
ご覧ください、この退廃的で煌びやかなさまを!!!
レッドカーペット上も黄金一辺倒!
クリムトが好んで描いた「女神アテネ」もよく見かけられたモチーフ。
こちらはオープニングセレモニーの一部。
クリムトがベートーベンの「第九」をテーマに仕上げた壁画、ベートーベンフリーズがモチーフ。
もちろん第九の斉唱も行われました。
ショーン・ペンなどのハリウッドの大物セレブリティも登場。
南アフリカ出身のシャーリーズ・セロンは、自身の幼少体験をもとに、
HIV予防の大切さなどをスピーチで訴えていました。
オーストリアの大企業、スワロフスキー社は、何と10万ユーロ(約1360万円)もする、スワロフスキー製クリスタルをちりばめたレッドリボン(AIDSとの戦いを象徴するリボン)を寄付!
<番外編>
芸術的才能のある私の友人、M君も毎年のようにライフボール・ゴーワーの一人。
今年も自前のコスチュームでパパラッチされたと思いきや・・・
何と、オーストリアの全国紙Die Presseの一面をも飾っていました!
また、クリムトが琳派や浮世絵の影響を受けていたことは、かなり知られている事実。
それを意識したのか・・・!?
歌舞伎メイクの花魁もご登場です!
来年のライフボールも、今年に引き続き興味深いテーマと衣装で、
人々を賑わせてくれることを期待しています(笑)
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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