オーストリアならではのケーキ【5】ピンク色が愛らしいプンシュクラプフェン
大好評を頂いている「オーストリアならではのケーキ」シリーズ、第五弾です!
今回は、"え!?"と驚いてしまうような色鮮やかなケーキ、プンシュクラプフェンについて。
ウィーン特派員記事内でも、クリスマスマーケット等でよく飲まれるホットドリンクとして、"プンシュ"というフルーツカクテルを何度も紹介していますよね。今回紹介するプンシュクラプフェンは、そのアルコール飲料のケーキバージョン。キューブ型のものがプンシュクラプフェン、丸いケーキを切り分けたものがプンシュトルテ(トルテはドイツ語でケーキの意)、そして棒状のケーキをスライスしたものがプンシュシュニッテと、形状により微妙に名称が異なっていますが、総称としてプンシュクラプフェンと称されることが一般的です。
ご覧の通り、プンシュクラプフェンは一度見たら忘れられない鮮やかなラズベリーピンク色が特徴。
内容としては、チョコレートヌガーとアンズのマーマレードを練りこんだケーキ生地をラム酒に浸し、それをラム酒・オレンジ・ラズベリー等で着色および味付けのなされたフォンダンで仕上られた、ちょっぴり大人向けのプティフールといった感じです。
以下はそのバリエーション。
こちらはデーメルで振舞われるプンシュトルテ。
皇室御用達系パティスリーの作品はさすがに味も見た目も別格!
ラム酒漬けの真っ赤なチェリーがあしらわれたキュートなクラプフェンは、庶民派の老舗カフェ"アイーダ"のもの。
お値段も比較的お手頃です。
こちらの細くスライスされたプンシュシュニッテは、シェーンブルン宮殿の荘厳な東屋カフェ、"グロリエッテ"で頂くことができます。マリア・テレジアなど、いかにも皇帝一族や貴族たちに好まれそうなロココ調の見た目が圧巻!
最後に、イースターバージョンのプンシュクラプフェン。
3月~4月頃になると、可愛らしいウサギやタマゴなどのイースターモチーフをあしらったプンシュクラプフェンが、ありとあらゆるベーカリーやケーキショップにいっせいに並ぶので、子供たちにも大人気!
(一応アルコール入りのスイーツなのですが、こちらの大人や親たちはさして気にしていない様子です・・・。)
とってもカラフルで、見ているだけで元気の出てきそうなプンシュクラプフェンですが、楽しんでいただけたでしょうか?
キューブ状のものであれば通常のケーキよりも小ぶりであるうえ、見た目の華やかさとも相まって、オーストリアではパーティーシーンにおいても欠かせないスイーツのひとつ。
もしアルコール入りのお菓子が苦手でなければ、オーストリアご滞在中にぜひ一度ご賞味くださいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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