日本でも美味なウィーンのケーキが味わえるカフェ、神戸にしむら珈琲

公開日 : 2016年10月31日
最終更新 :

以前帰国した際に、友人と午後のひと時を愉しんだのが神戸にある老舗カフェ、"にしむら珈琲"。

さほど高い期待を抱かずに入店したものの、そこで出迎えてくれたのがあっと驚くようなオーストリアのケーキたち。

オーストリア風クレープのパラチンケをミルクレープ風に仕立て上げた「パラチンケシュニッテン」、ウィーンの家庭的なスイーツのひとつである「カーディナルシュニッテン」、ミルヒラームシュトゥルーデル(ミルクと乳脂を挟んで巻き、焼き上げたパイ)を応用したと思しき「ミルヒラームシュニッテン」等々、予想外の品揃えにもう舌を巻くばかりでした!

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その中で、私が選んだのが「カーディナルシュニッテン」。(通常オーストリアでは単数形で「カーディナルシュニッテ」と呼ばれます)

このカーディナルシュニッテとは、ビスケットとメレンゲを交互に並べた生地の間に(コーヒー)クリームと甘酸っぱいマーマレードを挟み込んだもの。生地とメレンゲの黄色と白がカトリック教会の色であることからカーディナルシュニッテ(枢機卿のスライスケーキ)という名前がついたとされています。家庭でも簡単に作ることができるため、週末にたつ市場などでは手作りのものが野菜や肉類に交じって並んでいることも。

本場以外で食べるご当地グルメは大方残念な出来であることが多いので、ドキドキでしたが、これは予想外の美味しさ!

生クリームの味自体と砂糖の甘さ加減がやはり日本風で、メレンゲとマーマレードが使用されていないなど(見た目も黄色と白ではなく、茶色と白になっています)、本場の味とはいくつか差異が見受けられました。

しかし日本人好みにアレンジされている分、個人的にはむしろ"にしむら珈琲"のカーディナルシュニッテに軍配を挙げたくなったほど・・・(笑)

ウィーンと神戸、どちらで食べても美味ですので、ぜひお試しを!

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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