暑い夏に美味しい!素材をオーガニックに限定したカプレーゼ
日本ではお素麺などが夏の定番ですが、この暑い時期にウィーンっこたちがこぞって食べるのはカプレーゼ。
カプレーゼとはイタリアの"カプリ風"という意味合いで、トマト・モッツァレラ・バジリコの葉がイタリア国旗の赤・白・緑を象徴しているとも言われるサラダ。
実はカプレーゼは私自身も日本で何度か食べたことがあったものの、今まであまり美味しいと感じたことがなかったディッシュのひとつ。ところがウィーンやイタリアで食べ始めて以来、そのあまりの美味しさに俄然病みつきになるとともに、改めて素材自体の大切さを実感することとなりました。
トマトは通常マルクト(市場)で"雄牛の心臓"という名の、リッチで歯ごたえの良いものを買うことにしているのですが、今回急遽買い求めたのが、スーパーの自社オーガニックブランドのチェリートマト。オーガニック製品は非常に味の良いものと不味いものに概して分かれがちなので、さしたる期待は寄せていなかったのですが、大当たりだったのがこちらのトマトです。
食べるとマンゴー並みの甘酸っぱさで、これまたオーガニックのモッツァレラチーズとバジリコとともに、ここのところ連日買いに走っている状況です。
主役の素材に勝るとも劣らず重要であるのが、美味しいオリーブオイルと、好みで少しだけ振りかけるバルサミコ酢。個人的に美味しさの目安としているのが、いずれも"そのまま飲んでも唸るほど美味しいか"ということ。直接飲めるほど美味しいものは、やはりオーストリアと言えど値が張ったり、オーガニック専門店やデリカテッセン等の特別な店舗に赴かないと手に入らないことが多いのですが、美味しいものを探して歩くのも専らの愉しみの一つとなっています。
最後に忘れてはならないのが、美味しいお塩の存在。
私の最近のお気に入りは、赤ワインと地中海のハーブで味付けされたボルドー色のオーガニック塩で、これをカプレーゼに少量振りかけるだけで、バルサミコのワイン風味とも相まって、より一層うま味が増します。
美味しいハーブ塩等は高級スーパーマーケットのユリウス・マインルやビラ・コルソなど、ウィーン市内でも入手できるので、お土産に探すのも良いでしょう。
ウィーンで夏に食べたいお勧めのカプレーゼ。
典型的なオーストリア料理ではありませんが、イタリアンレストランやピッツァ店等ではこの時期、かなりの確率でメニューに出ていますので、ぜひお試しください!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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