ウィーン情緒たっぷりのディナー!ホテルザッハーのグリーンバーにて<1>
先日、ザッハトルテでも有名な五つ星ホテルのザッハーでディナーをする機会があったので、レポートしますね。
由緒正しきホテルザッハーが佇むのは、ウィーンで最も繁華なケルントナー通り沿いで、ウィーン・オペラ座の隣。住所も「フィルハーモニカー通り」という、抒情性ある名前です。
子供をピックアップする都合上、少々早めの予約で入店したところ、一番乗りでした。
グリーンバーとザッハーの名に相応しく、緑を基調に重厚な調度で揃えられたクラシックな空間です。
不機嫌人口の多いウィーンにおいて珍しく、非常に親切でユーモアたっぷりのケルナーがコース選びを手伝ってくれました。あまり食欲がなかったので、アラカルトを頼もうかと思ったのですが、彼の勧めで4コースメニューへと変更。
まずはキールロワイヤルとシャンパンで乾杯。
ウィーンでキールロワイヤルを頼むと、甘~いものが出てくることも多々ある中、こちらは私の眼前でカシスリキュールとシャンパンを混ぜてサーブしてくれました!甘味はほのかで、辛口のシャンパンの味がそのまま愉しめたところが高ポイント。
最初に供されたのは温かい黒パン。
これは、以前記事にもしたオーガニックベーカリーのヨーゼフから仕入れたもので、パン好きがうなること間違いなしのクオリティです。添えられているのは左から順にパプリカのバター、オリーブオイル、それにウィーンでは珍しいソルティッドバター。
アミューズ・ブーシュ。
少し前のことなので、詳しく覚えていないのが残念ですが、キャンディ型のフォイルにはこんがり焼かれたチーズが入っており、パリパリのセサミクラッカーとの相性が抜群でした。
オードブル。
エルダーフラワーとアラブ産ハーブ入りのビターチョコレートの組み合わせがフォアグラ独特の臭みを消し、大変よく調和しているのが印象的でした。
ただ、メニューには"カモ"とだけ記されていたので、いきなりこちらのテリーヌが登場した時にはちょっと胸が痛みました。
ザッハーの仕入れ先がどうかはあずかり知りませんが、フォアグラは鉄パイプで強制的に給餌するなど、残酷な育て方が多いことで有名だからです・・・。
グリーンセロリとレンズ豆のスープ。
通常、野菜を好まない夫がもくもくとスプーンを進めていたので、美味しかったものと思われます(笑)。
中間料理のズワイガニ。
歯ごたえシャキシャキのラディッシュとクリーミーなヨーグルトソースが添えられており、ニュートラルなテイストのズワイガニを引き立てていました。
チェリートマトの大麦パンとアルゼンチン産ミント添え。
トマトが大の苦手の夫が注文してしまった料理です。
メニューには"チェリー"とだけ記されていたので、てっきりサクランボを用いた絶品創作料理か何かだと勘違いしてしまった模様。
でも、通常"チェリー"とだけ聞けば、誰でもチェリートマトではなくサクランボだと思いますよね!?
涙目になりながら食べていた夫がちょっと哀れでした。
少し長くなるので、続きは次回に!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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