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オーストリア/ウィーン2特派員ブログ 雅Léontine

オーストリア・ウィーン2特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

新コロナウイルス感染者数が増え続け、先週土曜日に、政府による新たな規制措置が発表されたオーストリア。病床利用率が上がる一方で、緊急の際にはどの患者を優先して救えるか、医師たちの判断で選択しなければならない過酷な状況に陥っています。

集中治療室では、実際に集中治療の訓練を受けたことのない人員が臨時的に配置されたり、感染症科のない病院に新型コロナウイルス感染症科が特設されたりしています。

私の夫は医療従事者。夫の働くウィーンの病院は感染症専門ではありませんが、今年2020年の春と同様、現在臨時的に感染症科が設置されています。今回は、オーストリアの病院の貴重な内部を紹介します。

ここは病院の入口。職員、患者、そして来院者別にしっかりと出入りが分けられています。
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院内に入るとすぐに、サーマルカメラで来院者の体温を検知。熱に反応すると信号が赤になり、発熱者を逃しません。
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外でのマスク着用規制が緩いオーストリアでも、病院内はもちろん着用必須。リフト内も職員同士、間隔を空けます。
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患者はできる限り各部屋で過ごすことが条件になっています。
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規制が強化される明日、11月17日からのロックダウン以降の病院見舞いは、1週間以上入院している患者に対してのみ、1週間に一度と定められています。廊下はほとんどナースや医師の行き来のみ。
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コンタクトレスのこのご時世、オーストリアでは当たり前の挨拶時の握手は一切なし。これは「握手をしないのは無礼ではなく気配りの証。代わりにスマイルを!」とのユニークな貼り紙。
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他にも、ドイツ語と英語の両方で記載された院内ルールが所々に貼られています。
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こちらは新型コロナウイルステスト。長い綿棒を鼻の中に入れ、15分後には結果の出るクイックスメアテストです。
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職員はメガネとマスクで顔面をしっかり保護。
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そしてこちらは病院の二人部屋。
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オーストリアでは頻繁にあるキリスト教系の病院なので、部屋の中やカフェテリア内には十字架がかけられていることも。日本では見られない光景です。
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16時30分と早い時間の夕食メニュー。サラミとは驚きですが、他にも、お世辞にも健康的とは言えないカイザーシュマーレンアプフェルシュトゥルーデル が病院食として普通に出るオーストリア。国によりけりですね。
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日本では新型コロナウイルス病棟で働く職員が「近づかないで」と驚きの中傷を受けたり、フランスでは看護師の離職率が上がる一方と、世界中で頑張っている方たちに関する悲しいニュースを聞く度、悔しくなります。今一番必要とされている医療従事者の皆さんを心から応援しましょう!
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Blog zu unserem Jubiläum. Tausend Dank an Antan. In Liebe, KVA


2020年11月16日

2020年11月3日からの再ロックダウンの効果が思うほどでなかったオーストリア。新型コロナウイルス感染者数は増える一方で、本日オーストリア政府が来週からの新たな規制を発表しました。参考までに、以下は在オーストリア日本国大使館からの情報です。

14日、オーストリア政府は17日(火)午前0時より12月6日(日)までの間、更なる外出規制等措置を導入する旨発表しました。ORF報道に基づく措置の概要は以下のとおりです。
(1)有効期間
11月17日(火)に発効し、さしあたり12月6日(日)まで有効とする。
(2)外出制限
終日、外出は特定の理由がある場合にのみ可能となる。特定の理由とは、通勤、生活必需品の買い物、医療目的、散歩や個人スポーツのような心身のレクリエーション、支援が必要な者の世話、墓地や宗教施設の訪問、動物の世話、生命・身体・財産への危険の回避。
(3)接触制限
同居していない者との会合は、パートナー、近しい親族、通常週に複数回接触する重要な関係者に限られる。政府は「同居しない者一人だけと会うことができる」という意味だとする。
(4)最低限の間隔の確保、マスク着用義務
引き続き、公共の場での同居人以外との間は1メートルの距離を確保する必要があり、屋内ではマスク着用義務がある(6歳までの子供は除外)。
(5)商店、飲食店、サービス業
商店は一部の例外を除き閉鎖される。例外は、食料品、保健関連、動物の飼料販売店、ガソリンスタンド、銀行、郵便局、携帯電話店、キオスク、廃棄物処理業者、自転車・自動車整備工場等。営業時間は6時から19時まで。
飲食店は引き続き閉鎖。テイクアウト販売は6時から19時の間、配達サービスは24時間、それぞれ許可される。美容院、マッサージ等、接触のあるサービス業はすべて閉鎖。
(6)学校、幼稚園
学校は完全にオンライン授業に移行。幼稚園では必要とする園児に対して緊急保育が可能。学校では必要に応じて学童保育が可能。
(7)イベントと観光業
イベントは引き続きほぼ完全に禁止。例外はデモ、宗教行事、政党・政治行事等。ホテル等の宿泊施設は観光目的では引き続き閉鎖。ビジネス目的の利用者は例外。
(8)スポーツとレジャー
アマチュアスポーツにつき、スポーツ施設は、接触の無い種目も含めて閉鎖(接触のある種目はサッカーも含め既に禁止)。(スポーツ施設を利用しない)屋外での個人スポーツ等は、接触が無い場合許可される。プロスポーツは引き続き実施される。
スポーツジム、プール、博物館、映画館、劇場、コンサートホール、キャバレー、動物園、遊園地等のレジャー施設は引き続き閉鎖。
(9)職場
可能な限りホームオフィスを推奨。他者との間に1メートルの距離が確保できず、他の措置もとれない場合、引き続きマスク着用が義務付けられる。
(10)病院、老人ホーム、介護施設
病院では、患者1人あたり週1回の面会が可能。妊婦には出産前及び出産後に1名の同行が可能、未成年者や支援が必要な者には2名の同行が可能。職員は週1回検査を受ける。介護・養護施設でも入居者1人あたり週1回の面会が可能。
(11)葬儀、宗教行事
引き続き、葬儀は最低距離の確保、マスク着用を条件に、最大50名まで参加可能。宗教行事の際は、屋内では常にマスク着用が必要。



オーストリア国内では、屋内はマスク着用が義務となっていますが、いまだに外出時の着用は絶対でないことが疑問なところ。隣国ドイツでは大規模なマスク着用義務が課せられているのに、ところ変われば品変わる、で規制は国によってさまざまであることをあらためて感じさせられました。


2020年11月15日

オーストリアの現在の新コロナウイルス感染者は5000人に上り、もうすぐやってくる寒い時期が不安ですが、そんななか今年2020年下半期から頑張って新オープンするカフェが増えています。今月から飲食店の利用は、テイクアウェイおよびデリバリーのみとなっており、経営が厳しいなか頑張っているお店を紹介します。

今回は、マリアヒルファー通りからもすぐのウィーン6区の粋な通り「Otto-Bauer-Gasse(オットーバウアーガッセ)」にある、8月にオープンしたフレンチなパティスリー「Peti Pari(プティパリ)」をご紹介!


オットーバウアーガッセは今年改装工事が行われ、新しく生まれ変わったトレンディな通り。それと同時にカフェやビストロが相次いで新しくオープンしました。パティスリーPeti Pariもそのうちのひとつ。
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スッキリおしゃれな店内。小さなキッチンの中には、パン生地を伸ばすマシンが置かれており、タイミングがよければ、オーナーがクロワッサンを作る様子をお茶をしながら見ることができます。
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朝一は、焼きたてクロワッサンやそのほかのペイストリーが並び、何とも言えないいい香り。カフェオレとクロワッサンでフレンチモーニングはいかが?
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こちらもすごく魅力的。うっとりしてしまう、上品で芸術的なケーキたち。
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今回は、アーモンドクロワッサンとプリンタルト「Flan(フラン)」をチョイス。甘い朝食にエネルギーをもらいます。
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家やオフィスでゆっくり食べたい人には、もちろんお持ち帰りもOK。
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午後のティータイム用に、ピスタチオ&プラムのタルトと、アップルキャラメルケーキをテイクアウェイしました。どれも味は格別!
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各国にて同じような状況の、コロナ禍で大きな痛手を負う飲食業界。自由に旅行ができるようになり、日本からウィーンへの観光が再開される日のために、おいしいものを紹介してカフェ・レストランを応援します!


Peti Pari
・住所: Otto-Bauer-Gasse 2, 1060 Wien
・Tel: +43-(0)6-64-203-5453


2020年11月11日
2020年11月 7日
2020年11月 4日
2020年11月 1日
2020年10月30日
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  • 特派員プロフィール
  • ウィーン2特派員

    ウィーン2特派員
    雅Léontine
    幼少期をバンコクで過ごし、高校時代はオーストラリア、青山学院大学在学中にはイギリス留学と、各国を飛び回る。大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。ドイツではフライブルクで過ごした後、シュトゥットガルト近郊の専門商社に勤務し、現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘とアクティブに暮らす。趣味は食べ歩きで、ヨーロッパ諸国の大部分は渡航制覇。暇を見つけては旅に出ている。 DISQUS ID @disqus_AlNyF7Tedy

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