絶対に見逃せない休憩スポット!ウィーンのプチ・フランス「PARÉMI」でカフェタイム

公開日 : 2019年09月08日
最終更新 :

店の外まで誘惑してくる香ばしい匂いの正体は・・・。今回は、ウィーン1区の一角にある素敵なフレンチカフェを紹介します。

Parémiは、お店のオーナーであるオーストリア人のパトリシアとフランス人のレミの名前から取ったもの。フランスを代表するパリとリヨンの料理専門学校で学び、そしてそこで出会ったカップルが2017年にオープンした本格フレンチカフェです。

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パンのいい匂いとお洒落なお店のロゴに誘われて店内に入るとすぐ目につくのは、その焼き色と綺麗に割れたクープが目印のバゲットを始めとするパンの数々。奥のパン棚にお洒落に並ぶPain au Levain(天然酵母パン)やPain au Seigle(ライ麦パン)はもっちりふわふわで、そのまま食べるもよし、チーズやスモークサーモンをのせてオープンサンドにして食べるもよしの優秀パン。

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中でもこのバゲットはウィーンで一番と言っても過言ではないその絶妙さに惹かれる人が後を立たず、オープン時からParémiの売れっ子的存在です。フランス産の小麦粉をふんだんに使った生地は次の日も外はカリカリ、中はもっちり。

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固くなっても、アレンジし放題!たらことマヨネーズをのせて焼いたら美味しさ復活です。

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そしてこちらは甘い誘惑たち。中でも、Moelleux au Chocolat(モワルー・オ・ショコラ)は、この上ない濃厚さのチョコレートケーキで、moelleux「柔らかい」という意味の通り、舌に乗せるとトロ~リとろけます。薔薇の花びらと金箔でデコレーションされたレモンケーキ、Le Citron(ル・シトロン)は、レモンクリームの爽やかさと香ばしいクッキー生地の相性がピッタリで、これもリピートしたくなる美味しさ。

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美味しい誘惑はまだまだ続きます。ケーキやフルーツサラダが並ぶショーケースの上には洗練されたフランスの焼き菓子が。大ぶりのアーモンドチュイールやピーカンナッツのフィナンシェはお土産にも最適。

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残念ながら予約ができないParémiの一番のお勧めは朝食の時間帯。朝は7時半から営業しているので、起床してからすぐにカフェで食べることもできるし、少し朝寝坊して10時頃のブランチも魅力的。何より、まだ地元民や観光客で混む前の時間帯なので、カフェオレ片手にゆっくりと午前の時間を楽しむことができます。店内奥は厨房。美味しいパンやお洒落なケーキの製造過程を覗き見ることができます。パリのカフェを彷彿させる長テーブルは一人でも気軽に利用できますよ。

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お店のメニュー。Viennoiserieは「ウィーンのもの」という意味ですが、パイ生地を焼いた菓子パンの総称のこと。Pâtisserieはケーキや洋菓子。Petit Déjeunerは朝食で、11時頃から注文できるDéjeunerはランチメニュー。Boisson(飲み物)もコーヒーやハーブティーが充実。その他特別メニューも季節ごとに登場します。

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これはPetit Déjeuner Salé(甘くない朝食)、つまりはハムやサラミ、チーズ等の盛り合わせ。お腹も大満足!他にも、朝食にはバターの香りがたまらないクロワッサンや、ヴァローナ社の高級クーベルチュールチョコレートを使ったパンオショコラ、ブリオッシュ等のパン類から、ベリー系のフルーツや栄養たっぷりのナッツ類が入ったお手製グラノーラを楽しむことができます。

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私の一押しは、カタツムリのように渦を巻いた形のEscargot(エスカルゴパン)。ピスタチオとヘーゼルナッツ、レーズンの3種類があります。もちろん朝だけではなく、お昼や午後のお茶の時間にもお勧めです。

お昼前の11時頃からは、生ハムやカマンベール、サラミにスモークサーモンを挟んだバゲットサンドや、具だくさんの新鮮なサラダがショーケースに並びます。

夏場から秋にかけては外に人気のテラス席が出て満席になるので、空いている店内が狙い目ですよ。

そして何より素敵なのが、このベーカリーParémiは、ウィーン1区のその名もBäckerstraße(ベーカリー通り)にあるんです。ユニークですよね!

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それでは、Parémiでどうぞ素敵なカフェタイムを。Bon appétit!

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住所:Bäckerstraße 10, 1010 Wien

1010 Wien

Tel: +43-(0)660-869-7369

筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

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