幸運をもたらすGlücksbringerを見つけて、すてきな2020年を!

公開日 : 2019年12月30日
最終更新 :

最大の祭日クリスマスも終わり、ウィーンでは新しい年明けの準備が始まっています。

シュテファン寺院広場のクリスマスマーケットも解体作業が始まり少し寂しいですが、また来年のお楽しみ!

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さて年末のオーストリアでは、Glücksbringer(グリュックスブリンガー)と言って、日本でのお守りのようなアイテムが売り出されます。クリスマスマーケットのスタンドほどの大きさのお店が開かれ、次の年に幸運を呼んでくれるお守り探しをする人で賑わいます。

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これはケルントナー通りのスタンド。

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グラーベンにもお店が出ています。

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繁栄と健康、長寿を願い、また厄払いの意味をもつグリュックスブリンガーは、財布の中に入れられる小さなものから、車や家の中に飾るインテリア用の大きなものまでサイズも様々。

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オーストリアでは幸運を意味するものがいくつかあり、例えば豚や四つ葉のクローバーは代表的です。その他にもキノコやてんとう虫、日本でもお馴染みの、長寿の象徴である亀のお守りも。中でも珍しいのが、煙突掃除屋さんを描いたお守り。そしてこれもよく目にする「13」の数字のお守り。意外なことに、日本では避けられがちな数字「13」は、オーストリアではグリュックスブリンガーとして幸せを運んでくれるとされています。

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特に小さなサイズの豚さんは毎年人気。

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中には、大きなぬいぐるみも売られています。

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スタンドによって売られているお守りのデザインもそれぞれ違うので、歩き回って自分のお気に入りが見つかるといいですね。この時期のオーストリア土産にもピッタリ!

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日本では、お守りやお札の効果は基本的に一年間とされ、その後は頂いた神社に返納するという習慣がありますが、オーストリアでは去年のグリュックスブリンガーを返すとか捨てる等の習慣がないため、過去のものが溜まっていきます。長年住んでいると段々とコレクションに。

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お気に入りのグリュックスブリンガーを見つけて素敵な2020年を!Guten Rutsch!(グーテンルッチュ = 良いお年を!)

筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

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