初夏の訪れを楽しむのに最適な憩いの場はここ!カールス教会前の広場

公開日 : 2020年06月15日
最終更新 :

コロナの影響からの窮屈な生活もだいぶ和らいだウィーンは、6月に入り気温も上昇。湿気がなく爽やかな陽気に包まれた町なかでは、行き交う人々の表情も穏やかです。

少しでも天気がよくなるとすぐさま外に出るのがオーストリア人のさが。服装も一転してサマースタイルになり、町もにぎやかになってきました。今回は、ちょっとした散歩にも休憩の場としてもウィーン市民に愛される憩いの場、Karlskirche(カールスキルヒェ)カールス教会前の広場を紹介します。

見ごとな円頂と巨大な円柱が目印の荘厳なバロック建築、カールス教会。ウィーン市内のどこからでもアクセスがよく、特に観光名所の集中する1区からは歩いて立ち寄れるため、人気スポットです。

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新型コロナウイルスの影響も落ち着きつつあり、青空が眩しいこの日はベンチや地べたに座ってゆったりとした時間を楽しむ人でにぎわいました。広場にあるお店やカフェも大繁盛。

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アイスコーヒーが人気のコーヒースダンドも忙しそう。

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教会前にある水場は、座ってお喋りするのに特に人気の場所。広場内には公園もあるので、子供たちやワンちゃんの水遊び姿も見られました。

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カールス教会の横にはウィーン工科大学があり、広場は学生たちの憩いの場にもなっています。ここは、ランナーや、観光の途中にペットボトルに水をくみに来る人が列をつくる大学前の水飲み場。

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ウィーン工科大学の外壁には、オーストリアの偉大な作曲家、ヨハンとヨセフのシュトラウス兄弟がかつてこの場所にあった学校で学んだと記された石碑が見られます。

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その隣には、1741年にこの場所で、かの有名なヴィヴァルディが埋葬されたことが記されています。音楽の都ウィーンだからこそ、いたるところにこんな足跡が。

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ちなみにカールス教会は、入場料は大人€8(2020年6月現在)で中を見学することができます。この入場料には展望料金も含まれており、リフトで登った先の写真の展望台からはウィーン市内の壮大なパノラマビューを望むことができます。中ではマスク着用、そして他人との間隔を1.5m空けるのをお忘れなく!

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緑と水のあふれるウィーンの憩いの場、カールス教会前の広場から、1日も早く新型コロナウイルスが収束することを願っています。

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筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

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