100年以上の歴史あるウィーンの青空市場、カルメリターマルクトで元気をもらおう!

公開日 : 2020年11月07日
最終更新 :

先日ウィーンで起きた悲しいテロ事件から数日経ち、市内にはまた人々の笑顔が戻りつつあります。今週から再ロックダウンが実施され、飲食店や娯楽施設が休業となっているなか、今回はウィーンの市場を紹介します。

ウィーンと言えばオリエンタルな香りがするナッシュマルクトや、土曜日の大規模な蚤の市が有名ですが、市内ではほかにも数多くの市場が開かれています。市のウェブサイト内でも区別に紹介されているさまざまな市場は、ウィーン人の生活の一部。今回は、その中から活気あるウィーン2区の市場「Karmelitermarkt(カルメリターマルクト)」に元気をもらいに行きます。

世界遺産の旧市街からも徒歩で行くことができる、活気あふれるカルメリータ市場は若者に人気のウィーン2区にあります。市場への行き方はいろいろありますが、おすすめはSchwedenplatz駅から歩いて10分程度の道。時間があるときは、ドナウ川沿いを歩いたり、小路に寄り道しながら行くのも楽しいです。下は市場への道の途中にある教会。

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月曜日から土曜日まで毎日開催されているカルメリター市場。平日は常設のカフェにレストランのほか、衣類品などを売るスタンドが立ち、金曜日と土曜日の午前中には新鮮な野菜や果物が並ぶファーマーズマーケットが開催され、大いににぎわいます。珍しい馬肉を売るお肉屋さんや、流行りのスローフードを提供するビストロなど、特にこれと言った目的がなくても見ているだけで楽しい市場です。

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土曜日の午前中の市場の様子。右に左にスタンドが並びます。

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売り手も買い手も大忙しの週末。

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特に新鮮な野菜の売り場はたくさんあり、旬のものはおすすめです。日常の買い物をする人から、季節ごとの旬の野菜を求めて訪れる人までさまざま。

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農家直送の果物も、スーパーのものより味がよく、格別のおいしさ。買う価値ありです。

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こちらは流行りのスローフードのスタンド。

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市場内にはビストロやカフェが何件かあり、まずは腹ごしらえをしてから見学や買い物をしたいところですが、現在はロックダウン中なのでテイクアウェイまたはデリバリー営業のみ。

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ビストロ「Kaas am Markt(カースアムマルクト)」では朝食にランチに、ヘルシーメニューを楽しむことができます。買い物する人々を眺めながらのひと息におすすめ。飲食店の営業が再開されたらぜひ!

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店内のショーウィンドウにはたくさんのチーズやハムにデリが並び、食欲をそそります。

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Made in Austriaのオーガニック製品が並ぶ棚。

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カルメリター市場の界隈にはおしゃれでおいしいカフェやビストロが何件もあるので、落ち着いて休憩したい人にはこちらもおすすめ。営業再開を祈ります。

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現在、屋内だけでなく屋外の市場でのマスク着用も義務づけられています。衛生面の管理を行いながら早くコロナが収まることを願い、より多くの人がウィーンの市場に活気をもらえる日が再来しますように!

筆者

オーストリア特派員

雅碧 Léontine

大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。

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