ドンパラン寺院のほのぼの仏
正面に対坐すると、こちらのほほが緩んでしまう癒し系の微笑み。「ほのぼの仏(ぶつ)」と名付けました。ドンパランというお寺の境内に鎮座しているこのユーモラスな仏様が、私はことのほか気に入っています。
ビエンチャンに暮らし始めて2年半、日常的に移動は自転車を使っています。ほとんど平らなビエンチャン市内は自転車で十分用が足ります。
自転車のかごには
(1)雨が降ってきたら上から被るゴアテックス製の完全防水ポンチョ
(2)夜帰るときに取り付ける前照灯と後照灯
(3)キャノンのデジカメIXY
(4)エイサーの小さいノートパソコン、
を搭載し完全装備で動いています。
毎日のように観光局にお邪魔して、職員の人たちとおしゃべりをしています。ラオス語を教わったり、昼めしのお相伴にあずかったり、ときには最新旅行情報をもらいます。日本人が訪れたときなどは、横からしゃしゃり出て、日本語の案内サービスをします。
観光局への行き帰りにはドンパランという名の太い道を通ります。大通りの途中にドンパラン寺院があります。通りに面した塀のデザインは仏教寺院とは思えないユニークさです。思わず自転車を降りて、境内に入ってしまいます。
高さ3メートルはあろうかと思われる、ご本尊をあがめるばかでかい信者の像。通りからも目立つ顔の、このメイキャップはいったい何だ!
こうしたユニークな仏像がなぜ、ドンパラン寺院を飾っているのか、境内の奥の僧坊に行って、お坊さんに訊きました。出家して13年目のソクサコン師(右)の言うには、この寺院の設計は総師の甥のアーティストが手掛けているとか。
「冗談のような仏像が多いですね」
とストレートな感想を述べたら、
「そりゃ、寺は心をいやす病院のようなところだから、こういうのが一番いい」
と私の酷評にも動じず、鼻高々でした。
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