ビエンチャンの小路を歩く
メコン川に沿ったファーグム大通りから一筋入った小路は信じられないほどの静けさを保っています。フレンチ・コロニアル・スタイルの建物がごく自然に、古びたままに両側に残っています。太陽の照りつける昼下がり、こんな小路にティー・ルームがあったら、お茶を飲みながら、ゆっくりラオスらしい時を楽しめるだろうに、と常々思っていました。
小路にあるこの家も広い庭があって、かなり年代物の木造建築がその奥に残っています。入口にはFor SaleとかFor Rentとかの看板がついています。訊けばやっぱり売値は10万ドル単位でした。この辺りは保存地域になっているので、この古家も好きなように建て替えることはできないようです。裏道小路散歩ファンとしてはいつまでも残してほしいものです。
この小路につい先日アンサラ・ホテルが開業しました。正式オープンは10月だそうです。日本人とラオス人の血をひくオーナーのマダム・シルビー・リヒテンシュタインはこれまで衣類の製造会社を運営していました。夫君がルアンパバーンの豪華ホテルのレジデンス・プーバオやアマンタカ・アリアにかかわっていたことがきっかけでホテル経営に乗り出したそうです。
スイートルーム2室を含む全14室はすべて中庭に面していて、落ち着いたブティック・ホテルです。もとタイ領事館として使われ、朽ち果てていた建物を1年半かけて、ヨーロッパとアジアのスタイルを併せ持つホテルに大改装しました。いかにもコロニアル・スタイルのたたずまいが印象的です。
さっそくビエンチャン住民に評判になった二階のフレンチ・レストランに行ってみました。昼のメニューは8ドル程度で満喫できました。ディナーだと30ドルは覚悟する必要があるようです。
部屋の料金はダブルで115〜220ドル。こちらはビエンチャンのほかのブティック・ホテルと比べて、ロケーションの良さを考えればリーズナブルでしょう。
予約問合せ先:reservation@ansarahotel.com
電話:+856-21-213514 Fax:+856-21-213523
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。