ラオスの子ども文化センター
ラオスの子どもはとても人懐こいです。見ているだけで楽しくなります。
10月9日土曜日、3時間バスに揺られて、ビエンチャン県の隣のボリカムサイ県の県都パクサン市にあるこども文化センター((Children's Cultural Center)を訪れ、小学生たちの顔を観察してきました。
CCCは日本の児童館にあたります。ラオスの各県に1か所ずつ設置されています。たいてい学校に隣接していて、放課後子どもたちが集まり、工作・絵画や工作、伝統舞踊などを学ぶ場です。
後発開発途上国ラオスは教育環境が十分整備されていません。子どもたちの読む本も足りません。エファジャパンという日本のNGOがラオスの学校建設や図書館の設立、本の寄贈などの援助活動をしています。同時に各県のCCCの支援を続けています。ここにジャイカ青年海外協力隊のKさんが派遣されています。彼の案内で絵画教室を見学しました。
写真左奥のオレンジのシャツを着ているKさんは、2年後に日本に戻ったら小学校の先生になるそうです。
なぜこの日、私がここを訪問することになったかというと、日本にいる私の友人に小学生の娘さんがいて、彼女が大事にしまっておいた文房具などをラオスの子どもたちに使ってもらいたい、と申し出てくれました。写真のような品々とクレヨンや分度器など100点ちかい文房具類です。Kさんに相談してこの日の絵画教室でいい絵を描いた子どもたちに賞品として差し上げることにしました。
参加した子供は20人ほどで、4つのグループに分かれました。この日の絵画教室のテーマは「手洗い励行」でした。
女の子が多いので、Kさんに訊いてみたところ、男の子は部屋の中で遊ぶのが嫌いで、校庭や野原に行ってしまうとのことでした。それはそれでいいですよね。
高校生のジュニアリーダーが子どもたちの指導を担っています。高校生たちにとっては社会貢献を体験する場でもあるそうです。
なかなかしっかりリーダー役を務めていました。
審査員役を担当したのは私とKさんを含むCCCのスタッフです。協力度、デザイン度、アイディア度などの採点を行いました。左から二人目がこのCCCの所長さんです。パクサン生まれ、パクサン育ちの生粋のパクサンっ子です。日本から元気いっぱいのKさんが派遣されたことでパクサンのCCCにも新しい風が吹き始めたことでしょう。
いよいよ結果発表。代表のジュニアリーダーが賞品を受け取りました。
パクサンは立派な町でベトナムへの道も開けていて商業都市として発展を続けています。学校も日本などの支援で設置が進んできました。
しかし、地方の農村や山岳地域ではまだまだ子どもの教育環境は十分ではないようです。私はいつか、そうした地域に行って、子どもたちの環境を確かめてみたいと思っています。
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