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ラオス/ビエンチャン特派員ブログ ふじた あきお

ラオス・ビエンチャン特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2011年5月31日

野生象の観察タワー


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野生象の観察タワー

プーカオクアイ 象観察タワー.jpg
ビエンチャンから車で2時間の近郊にプー・カオ・クアイ国立自然保護区があります。この山には野生の象が50頭ほど棲息しています。管理人のいるバン・ナー村から一時間ほどのトレッキングで森の中に建てられたエレファント・オブザベーション・タワーにたどり着きました。

プーカオクアイ タワーの上で一休み.jpg高さ20メートルほどのタワーの観察塔の上に10人ほどが寝泊まりできます。夜になったらこの空中フロアに寝転がって、この地域に出没する野生の象を静かに待ちます。人里離れた森の中です。昼間でも鬱蒼とした緑の四方から鳥やセミの鳴き声が静寂の森に響きます。
写真の二人は地元のトレッキング・ガイドさんで、普段は田んぼでお米をつくっています。農閑期は竹細工の職人でもあります。


プーカオクアイ このあたりに象が出る.jpgこのタワーはドイツのdedという組織の支援でつくられました。農作物を荒らす象に手を焼いていた村人たちに、野生の象を追い払ったり殺したりせず、観光資源として保護していこうと説得してこの塔を建てました。
このタワーの正面に天然の岩塩があって、森の野生動物が舐めにやってきます。数頭ずつの群れになった象の家族もたびたびやって来るのです。


プーカオクアイ 調理器具.jpgこのタワーの空中フロアには簡単な調理器具やトイレが設置されています。夕方、このタワーに登ったのちは翌朝までそのままここで過ごすことができます。

プーカオクアイ 森の小川.jpg夕方になるまで、森の中を二人のガイドさんとトレッキングに出かけました。日本ではなじみのない原色の花や蝶を見かけました。小休止は小川のほとりでした。火照った身体には気持のよい水浴びを楽しめました。汗にまみれたTシャツのまま泳いで、絞って岩の上に広げたら30分で乾いてしまいました。

プーカオクアイ きのこを収穫.jpgタワーに戻る道すがら、珍しい果物を見つけて食べさせてくれました。ガイドさんがひとり消えたかと思ったら、間もなくキノコを抱えて戻ってきました。森はラオスの人たちの食べ物に満ちているのです。

プーカオクアイ バンナ村の入り口.jpg残念ながら私の泊まった5月27日の夜は野生の象は現れませんでした。村のリーダーのブンタノムさんの話では、11月、12月、1月頃に多く出没するとのこと。その他の時期だと観察できる確率は25%くらいだということでした。
残念ではありましたが、森の中をてくてく歩くのもなかなか気持がよいものでした。純農村地帯のバン・ナー村の人たちの暮らしを垣間見られたのも収穫でした。


プーカオクアイ 家族総出で竹加工.jpgバン・ナー村は竹細工でも有名です。村の家々のほとんどの軒先で、家族そろって竹細工作業をやっています。

プーカオクアイ かごつくり.jpg加工はすべて人の手だけで行われています。見ほれるほどの手さばきで次々に竹かごが出来上がっていきます。手工芸品としてラオスの竹細工は高い評価を得ています。

プーカオクアイ 黄金の涅槃仏.jpgバン・ナー村に行くには、このお寺の前で車を降りることになります。帰りがけに是非、パバートポンサーン寺(Wat Phavahtphonsan)に寄ってみましょう。境内の黄金の涅槃仏と大仏塔は見応えがあります。

プーカオクアイ ブンタノムさんの写真.jpg野生象観察タワーのトレッキング・ツアーはビエンチャン市内にあるGreen Discover社、Youth Travel社などのアドベンチャー・ツアーを取り扱う旅行代理店で申し込めます。高めですが現地への予約から車の手配まできめ細かく手配してもらえます。代理店を通さず自力で現地に行くことも十分可能です。現地リーダーのブンタノムさん(Mr. Bounthanom)の携帯電話(020-2220-8286)にできるだけ前日までに連絡してください。ブンタノムさん(写真)は優しい農夫ですが、英語はそれほどうまく話せません。電話でのやり取りだと聞き取りにくいので、ラオス語のできる人に、参加人数と予定日を伝えてもらった方が安全です。

ワイルド・エレファント・オブザベーション・タワーへの行き方


南バスターミナル タボック行きのドーイサーン.jpg①南バスターミナル(サイ・タイ)へはビエンチャンの中央バスターミナル(タラサオ・ターミナル)から29番などのバスが出ている(3000キープ)。相乗りトゥクトゥクでも3000キープ程度。20分。
②サイ・タイのターミナルで「タボック」行きのドーイサーン(写真の大型のトゥクトゥク)に乗る。25000キープ。頻繁に出ている。
③運転手に料金を確認するついでに「バン・ナー」(村)に行きたい、「ワット・パバートポンサーン」(寺院)で降りたい、と伝えよう。運転手はみな、よく知っている。約1時間半の旅だ。

プーカオクアイ 13号線の入り口看板.jpg
④目指す寺院の横に象のイラストのサインが建っている。そこから1.5キロ、のどかな道を山に向かって歩いたところにバン・ナー(村)の管理事務所がある。


プーカオクアイ 申込み.jpg村の管理事務所でトレッキングの申し込みをする。料金は以下の通り。
-ガイド料(申込者が何人でも同じ)1日14万、2日間なら28万キープ
-入山料一人4万キープ
-村への寄付一人5万キープ
-タワー宿泊一人10万キープ
-食事1回3万キープ(朝、昼、晩なら一人9万キープ)
-お菓子か果物代一人1万キープ

ふたりで行くなら一人あたり50ドルほどになるだろう。


(持参するといいもの)
-懐中電灯、虫よけスプレー、水着、予備の飲み水、ゴムゾウリ、お菓子など。
備え付けのシュラフは使い古されているものもあるので、バスタオルか大きなサロン風の布を持参すると汚れ隠しにいいだろう。


ということで、野生の象に会えるといいですね。

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カテゴリー 旅行・ツアー・ホテル 見所・観光・定番スポット
2011年5月31日
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