ラオス北端ポンサリー②バスの旅
ウドムサイからポンサリーへバスの旅です。予定では朝8時半に出たバスは約10時間から12時間後ポンサリーに着くことになっていました。2時間も幅があるのは雨季と乾季で道路事情が違うからです。
雨季が終わり、寒季が始まった10月終わりのラオス北部です。途中の田園の風景は見事な「実りの秋」でした。早生の稲が黄金色に輝き、晩稲はみどりの棚田にリズミカルに並んでいました。
車内の乗客はほぼ満席の40人ほど。通路は袋に入った塩や米でふさがれ、その上を踏みつけて奥の座席に着きました。
途中からアスファルト舗装はおわり、険しい山道が続きます。ちょっと怖い崖では路肩の確認が行われます。
峠にはひと休みする茶店が一軒。売店の奥さんは民族衣装で忙しく稼いでいました。
遂にパンク。運転手と助手が手際よくタイヤを交換していました。しかし、交換したタイヤもほとんど山がすり減って、まだ道半ばで、あと数時間の旅に耐えられるのだろうか、と乗客はタイヤをじっと見つめたのでした。
ついでにトイレ休憩。トイレはあることはあるのですが、多くは近くの林に出かけます。女性たちが進んだ方向についていってはいけない、という無言の原則があります。
ポンサリーの入口にあるバスターミナルに着いたのはウドムサイを出発して13時間後の夜9時半でした。運賃は75000キープ、およそ750円。スリルに満ちたバスの旅を楽しみました。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。