ラオスのことがよくわかるコミック

公開日 : 2013年08月25日
最終更新 :
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 いまの日本の世相をちょっぴりアイロニーに斜めから覗き、ときに民衆の絶叫シーンや熱い感動シーンを織り混ぜた、傑作コミックでした。

 作者西山優里子さんは1989年に週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。代表作ストリート・バスケを題材にした「Harlem Beat」は日本ではよく知られているそうですね。

 彼女は1974年のラオス内戦時代に、当時駐ラオス特命全権大使であった父親とビンチャンで暮らした経験を持っています。まだ8歳だったころの記憶を辿りながら、45歳の2011年に再びビエンチャンを訪れ、この全巻の物語を書き始めたとのこと。

 ときは現代、場所はビエンチャンに置き、架空の国「ラオ王国」の日本大使館を舞台としながら、事実にきわめて近い出来事を再現していくので、私は史実とフィクションの狭間に引き込まれていきました。圧巻は何と言っても「ラオ王国」の王女が無血革命で『立憲君主国』を成立させる完結編でした。

 ラオスがどんな歴史を辿り、どんな魅力を持っている国なのか、よくわかってきます。そしてラオス大使館では毎日どんな出来事が起きているのか、全部分かってしまいました。

 出版社は講談社で全7巻、1冊562~571円です。是非、読んでみてください。

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