鶴の渓と紫陽花
雨の和歌山市よりこんばんは、麻巳子です。
和歌山城には鶴の渓(つるのたに)と呼ばれる場所があります。
砂の丸から二の丸へ行く道にあり、
くぼんだ地形になっています。
慶長5年(1600)に城主となった浅野家がここで鶴を飼っていたので「鶴の渓」と名前がつきました。
説明板によると、
大正4年、「御大典記念 和歌山公園改良計画」で「鶴の谷の池を埋め立つべし」とあり、
残念ながらその後、池は埋めたてられたようです。
こちらは鶴の餌入れです。
けっこう大きくて、石の鉢みたいです。
「紀伊国名所図会(きいのくにめいしょずえ)」には鶴を飼っていた池や餌入れが描かれおり、
こちらの鶴の餌入れは、現在、天守閣で展示されているものです。
いつ頃から鶴の渓に紫陽花が植えられたのかは分からないのですが、
梅雨時期の紫陽花の季節になると、地元のニュースでも紫陽花が紹介されることがあります。
石垣に囲まれたほんの一角ですが、訪れる人の心を和ませてくれます。
お城の石垣と紫陽花というのも素敵な雰囲気です。
紫陽花の小路を散策しながら楽しめるようになっています。
和歌山市はしばらく雨模様ですが、小雨の紫陽花も風情があって素敵ですよね。
鶴の渓の紫陽花は無料で見ることができるので、訪れられた時は季節の花を楽しまれてはいかがでしょうか。
紫陽花の状況は6月20日に撮影したものです。
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