熊野本宮大社へ

公開日 : 2017年07月06日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

日本人の旅の始まりは「巡礼」といわれるそうですが、その起源は平安時代に盛んだった「熊野詣(くまのもうで)」にあるといわれています。

熊野詣の人々は、熊野古道の中辺路、小辺路、そして大峯奥駆道といった参詣道を歩き、それらの参詣道の交差点に鎮座している熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)へまず参詣をしました。

ここから熊野川を下り、熊野速玉大社から熊野那智大社へ参詣するのが一般的だったといわれています。

P1050130.JPG

熊野本宮大社は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の総称)の一つで、全国に約3千社ある熊野神社の総本宮です。

P94100245am.jpg

こちらは本宮大社前の様子です。

前の道は国道168号線です。

P94100246.JPG

春は大社前の桜がきれいです。

なかなか桜の開花と行く時期が合わないことが多いので、咲いている桜が見られた時は嬉しかったです。

P94100274.JPG

表参道の大鳥居です。

初めて夫に連れて来てもらった時、この前に来て独特の荘厳な雰囲気に、なんかすごい所やね、と思った記憶があります。

鳥居の横の大きな幟旗は、八咫烏(やたがらす)が入った御神旗です。

P1050113.JPG

八咫烏とは、熊野本宮大社の主祭神である家津美御子大神(けつみこのおおかみ)のお仕えで、神武天皇の東征の際に熊野から大和まで道案内したといわれる3本足のカラスです。

そのことから導きの神様として信仰されています。

PA5230090.JPG

大きな鳥居をくぐると、杉木立の参道に「熊野大権現」と染め抜かれた白い幟が立ち並んでいます。

P1050134.JPG

お正月には謹賀新年の幕が架けられていました。

P1050128am.jpg

また、本宮大社の向いで2つだけですが屋台が出ていたのには驚きました。

お正月ならではの光景でしょうか?

P94100282.JPG

幟が続く参道の先には158段の石段が待っています。

DSCN8016.JPG

石段の途中の左側には「祓戸大神」がお祀りされています。

DSCN0381.JPG

本殿へお参りする前に、ここでまずお参りをし、身を祓い清めます。

意味を知らなかった頃は、ここで神主さんにお祓いしていただく所だと思っていました・・・。

さらに石段を上ると右側に、

PB220229.JPG

手水舎があります。

PB220231.JPG

こちらで手や口をすすいで清めます。

P7310252.JPG

参道には小さな幟が奉納されています。

幟は授与所で販売されていました。

P7310254.JPG

幟に願い事を書いてこれで打ち付けるのかしら。

P84050213.JPG

この階段を上るのが困難な方は、裏に駐車場があるので、車で来てそこから平坦な道を歩いて参拝できますよ。

<熊野本宮大社>

・住所 和歌山県田辺市本宮町本宮

・電話番号 0735-42-0009

・参拝時間 6:00~19:00

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。