県境を飛び越えよう!
「万葉のまち」として知られている橋本市は、和歌山県の北東部に位置し、奈良県五條市に隣接しています。
万葉の宮廷人たちは、海のある紀伊国(和歌山県)に憧れをもっていました。
大和国(奈良県)の都から紀伊国へ向かった万葉の人々は、紀伊国に入る最初の峠「真土山(まつちやま)」を越えました。
真土山に流れる落合川には「飛び越え石」があり、そこを渡れば国境を越え、紀伊国に入りました。
真土山は奈良県と和歌山県の県境にある山ですが、和歌山県橋本市隅田町には真土という地名が今も残っています。
今回は真土から飛び越え石を訪れてみました。
入口には飛び越え石への案内板などもあり、整備されているので分かりやすいかと思います。
坂を下ると開けた場所に出て、田園風景が見える長閑な道を歩いて行きました。
周辺の道沿いには万葉歌碑が建立されており、橋本市には万葉歌がいくつか残されています。
万葉の人々は色々な思いを胸に、踏み入れた紀伊の地を歩いたのでしょうね。
さらに進んで行きます。
以前にも飛び越え石に来た事があったのですが、久々に訪れたので思っていたより距離を感じました。
下って行くと川の音が聞こえてきて落合川が見えてきました。
飛び越え石はすぐそこです。
飛び越え石です。
石というより岩場のよな感じで浸食岩だそうです。
突き出したふたつの石の間を川が流れています。
川の上流は渓谷の雰囲気抜群です。
ふたつの石の間が県境で左が奈良県、右が和歌山県になります。
上から見ると思ったより幅が広く、跨げそうではあったけれどバランスを崩して川へドボン!は嫌だったので、飛びました!
奈良県側は飛び越え石を渡るとすぐに山中に入る坂道となっています。
先がどんな風になっているのかもう少し歩いてみたかったのですが、蜘蛛の巣がひどくて先へ進むのを諦めました。
先へ行くには虫のいない季節に訪れたいなと思いました。
後日、夫談。
「奈良の特派員さんと飛び越え石で出会えばいいのに」
いつかこんな風な日が来ることを願いつつ・・・・
夫と飛び越え石で握手です。
*
<飛び越え石>
・住所:和歌山県橋本市隅田町真土
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