創建1700年の那智大社に参拝

公開日 : 2017年11月15日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

シリーズ第2弾です。

今年創建1700年を迎えた熊野那智大社では、さまざま行事やイベントが行われています。

この機会に私も参加してきました。

DSCN6389am.jpg

熊野那智大社は、もとは那智の滝の傍に社殿がありました。

仁徳天皇5年(317)

那智山中腹に社殿を建て、那智の滝の神も含めて13柱の神を遷してお祀りされたのが熊野那智大社の始まりとされています。

そして今年2017年で、創建1700年を迎えられました。

DSCN6409am.jpg

拝殿からは本殿の様子は分からないのですが、

本殿には熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)を主祭神に、熊野十二柱と滝の神(大己貴命)をあわせて十三柱がお祀りされています。

DSCN6295.JPG

熊野那智大社では、熊野那智大社御創建1700年記念として「白玉石奉納」が現在行われており、今回参加させていただきました。

DSCN6336.JPG

普段は入れない内庭へ初めて入りました。

入口でお祓いを受けるとき、気が引き締まり緊張しました。

お祓いをしていただいたら中へ入ります。

DSCN6332.JPG

空気が一変しました。

ヒンヤリとした清々しい空気に、同行者でアシスタント(笑)の夫と同時に「空気が変わった!」と言いました。

こちらの空間がより神聖な場所だと感じました。

DSCN6310am.jpg

正面には横一列に第一殿から第五殿の朱塗りの本殿が並んでいます。

右から第一殿 滝宮、第二殿 証誠殿、第三殿 中御前、第四殿 西御前、第五殿 若宮です。

DSCN6319.JPG

熊野本宮大社と熊野速玉大社も同じ熊野十二柱をお祀りされています。

けれど熊野那智大社は、大己貴命を第一殿の滝宮にお祀りされているので、一柱多く別格という感じがしました。

DSCN6325.JPG

こちらの第四殿に、主祭神の熊野夫須美大神がお祀りされています。

DSCN6309.JPG

左手前側には第六殿の八社殿と八咫烏の御縣彦社が並んでいます。

DSCN6308.JPG

第五殿の天照大神をお祀りする本殿のそばに大きな石があります。

DSCN6306.JPG

大きな石は烏石(からすいし)といわれる石です。

神武天皇を大和国まで道案内をしたという八咫烏(ヤタガラス)が、石に姿を変えて休んでいる姿といわれています。

実際に見てこんなに大きな石だとは思いませんでした。

DSCN6330.JPG

烏石のそばに建つ枝垂桜は県指定の天然記念物です。

後白河法皇の御手植えと伝えられています。

今回は桜の咲く季節では無かったので見られませんでしたが、桜が咲いた姿も見てみたいものですね。

DSCN6313.JPG

白玉石は、第三殿と第四殿の間にある白玉を敷き詰めたこちらの横長の奉納場所へ奉納します。

DSCN6316.JPG

10玉ほどの白玉石を、願いを込めて奉納しました。

この先、何百年も私が奉納した白玉石がここにあると思うと感慨深いものがありました。

白玉石奉納は、普段は入れない内庭や本殿を間近で見られることができますので、ぜひみなさんも参加してみてくださいね。

<熊野那智大社>

・住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

・電話番号 0735-55-0321

・熊野那智大社HP http://kumanonachitaisha.or.jp/

・白玉石奉納 (熊野那智大社、飛龍神社)

受付 午前9時~午後4時

初穂料 お一人 1000円

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。