愛と祈り、そしてジョージ・ウィンストンの音楽♪インタビューさせていただきました!ジョージ・ウィンストンのウィンター★コンサート 2.
あっという間に11月最後の週の始まりです。
アメリカ合衆国の11月の第4木曜日といえば、皆様ご存じのナショナル・ホリデー「サンクスギビング・デー」。アメリカ議会図書館(Library of Congress)の初期のサンクス・ギビングのお祝い(Early Thanksgiving Celebrations)の資料によると、1541年にはサンクスギビングの先がけとなるような宴会が開かれ、入植時代の1620年に、ピルグリム・ファーザーズ(巡礼始祖)が、メイフラワー号でイギリスからマサチューセッツ州に渡った翌年の1621年には、3日間にわたる最初の宴会が開かれた、との記述があります。
アメリカの祝祭日として数えられるようになったこの日は、私にとっても、収穫はもちろんのこと、一年を振り返り、愛する人々・友人・知人やお世話になった方々にだけではなく、自分の周りで常に支えてくれる全ての存在に対して、あらためて感謝する日です。
感謝の気持ちを伝えたい方々は限りなく、素晴らしい出来事も数々ありましたが、今年最も嬉しかった出来事の一つは、11月16日のジョージ・ウィンストンのピアノ♪ウィンター★コンサートへ行ってきます!の記事でお届けしたジョージ・ウィンストン氏のコンサートへ行き、その後ウィンストン氏に直接インタビューさせて頂いたことです!
AUTUMNというタイトルのアルバムがプロデュースされたのは、1980年。80年代の後半、日本で学生時代を送っていた私も、当時大ブレイクしていたウィンストン氏の「AUTUMN」を購入。もしこれがレコードだったら、レコード針が曲がるか折れるか、レコード事体がすり減っていただろうという程聞き続けたそのCDは、初版の発売から34年経った現在も、我が家の書棚の中で大切にしていました。
数年前の結婚記念日に、夫がコンサートのチケットをプレゼントしてくれたので、2人でコンサートへ出かけて大感激!
時代は移り変わり、今は、オンラインでチケットの予約を済ませると、こんな風に詳細が記載されたEメールが届きます。
このチケットをコピーし、少し離れたペンシルベニア州のエフラタのコンサート会場エフラタ・メイン・シアター(Ephrata Main Theatre) へ。
この日は、「AUTUMN」の中の曲はもちろん、DECEMBERからは「Thanksgiving, and Carol of The Bells(サンクスギビング、キャロル・オブ・ザ・ベル)」他、ピアノだけでなく、ギターにハーモニカまで、たっぷりと聴かせて頂きました!
EPのプロデュースやウィンター・コンサートの収益金の寄付により社会福祉のための活動に貢献されているウィンストン氏は、コンサートが始まる前と最後の曲を弾き終えた時、観客席のお客様に、食糧銀行(Food Bank:アメリカ国内にある民間の組織で、困窮者に食料の援助を行うNPO団体に食料を配給する機関です。)への協力を呼びかけていらっしゃいました。
観客のアンコールに応えてギターで一曲弾いた後、一度楽屋へ戻られてから、ステージの下で待っていた私を見つけると、すぐに日本語で「おはようございます!」とにこやかに握手をしてくださいました。
そして、ファンの方々との談笑を終えてから、ステージの上のスタインウェイ・アンド・サンズ(Steinway & Sons)のピアノの上に、その日ファンの方に頂いたという鶴を置いて見せてくださいました。
つい先ごろ、癌のリサーチのベネフィットのためのEPSPRING CAROUSEL - A CANCER RESEARCH BENEFITを発表したばかりのウィンストン氏ですが、ロビーで販売されていたCD、ポスター等の商品の売り上げも、地元の食糧銀行に寄付をする目的で行われている旨がプログラムにも明記されていました。
インターネットのコンサートの予約のページにも「缶詰類などを持ってきてください」と依頼する文言があります。
近年では、2006年にプロデュースされたガルフ・コースト・ブルース&インプレッション(Gulf Coast Blues & Impressions )は、2005年8月23日から31日にかけてアメリカ合衆国の南東部を襲った大型のハリケーン・カトリーナの後の地域の再建にご協力するために、また、2012年にプロデュースされたガルフ・コースト・ブルース&インプレッション2(Gulf Coast Blues & Impressions 2)のほうは、数年前にルイジアナ沖のメキシコ湾で起きた原油流出事故の後の地域の再建のためのチャリティ活動に貢献しておられるウィンストン氏ですが、現在も、2011年3月11日に発生した東日本大震災のベネフィットのためのEP用の4曲を考案中とのことです。
26回来日した中で、約60の都市を訪れ、最後に日本へ行かれたのは4年前とおっしゃるウィンストンさんは、鶴を置いたピアノで「荒城の月」や「花~全ての人の心に花を」などの日本の旋律を奏でながら、沢山の日本語の言葉を使いながらおしゃべりをしてくださいました。
コンサートにまつわるエピソードは、また次回にも続きますので、どうぞお楽しみに!
ウィンストンさん、コンサートの終了後のお疲れのところ、お時間をいただき、ありがとうございました!
今日は、11月のお題「あったかエピソード」にちなんで、ジョージ・ウィンストンさんへのインタビューの話題をお届けしました。
【参照】
ディナ・ダスコー(Dina Dusko at High Road Touring)
電話番号:415-332-9292
ファックス番号:415-332-4692
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【11月30日と12月1日のコンサート情報】
ストラスモア・ミュージック・センター(THE MUSIC CENTER AT STRATHMORE)
★2014年11月30日(日曜日)午後3時より
所在地:
●THE MUSIC CENTER AT STRATHMORE
5301 Tuckerman Lane
North Bethesda, MD 20852-3385
●THE MANSION AT STRATHMORE
10701 Rockville Pike
North Bethesda, MD 20852-3224
電話番号(Ticket Office Phone): 301-581-5100
ファックス番号(Fax):301-581-5101
メールアドレス:tickets@strathmore.org
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★12月1日(月曜日)午後7時半(8時開演)
所在地:24 West Temple Avenue
Sellersville, PA
電話番号:215/257-5808
チケット: $39 - $55
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所在地:
124 E Main St Ephrata, PA 17522
電話番号:717-733-9098
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ジョージ・ウィンストン氏がコンサートで使っていたピアノ:
住所:1 Steinway Place, Long Island City, NY 11105 ⋅
電話番号:
(718) 721-2600
1-800-783-4692 (1-800-STEINWAY)
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ジョージ・ウィンストン(George Winston)
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筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
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