ワシントンDC特派員夏休み番外ブログ サンフランシスコのダウンタウンに「安価で安眠!エアビーアンドビー」編

公開日 : 2016年08月23日
最終更新 :

 皆さま、こんにちは。普段はワシントンDCからのブログ記事の更新をしておりますが、ただいま番外編でカリフォルニア州サンフランシスコでの私の8月の旅行の珍道中ブログをお届け中です。

 前回は、サンノゼ空港で真夜中にシャトルに置いてけぼりを喰った苦い体験談を綴りましたが、今回は今話題のエアビーアンドビー(Airbnb)に登録してあった宿泊先に滞在した時の様子を綴ってみます。

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 アメリカではブームで日本でも少しずつ広がっているアットホームでユニークな宿泊体験ができる「エアビーアンドビー(Airbandb)」。このネットワーキングビジネスは、10年ほど前に東部で住居を共有していた2人の大学生が、自分たちの住まいの居間にエアーマットレスを置いて朝食付きで貸し出す、所謂「B&B」や「ベッド&ブレックファースト」と呼ばれる宿泊施設のようなコンセプトで始まった、という話は夫にも聞いたことがあったのですが、西部に住んでいる私の娘も何度も利用したことがあると言っていたのを思い出し、今回トライしてみることにしました。

 リビングルームにシングルベッドと机と椅子があるだけで満足だったのですが、レンタカーを借りる予定でいたので、レンタカーのオフィスに徒歩で行ける距離か、駐車場があれば良いがなければ近くにあるか、治安はどうか、ベッドのある部屋にドアがあるかどうかなども合わせて質問メールを送ってみると、その日のうちにお返事が来ました。8月上旬のサンフランシスコのダウンタウンの他の宿泊施設で私が気に入った物件は、一泊100ドル以上しても秒読みでどんどん予約が入っていってしまっていたのですが、私は運よく一泊70ドルちょっとでそのリビングルームを借りる手配を整えることが出来ました。「①この物件は隣の寝室にも宿泊する方がいる。」「②リビングルームはオープンスペースなのでドアがついていない。」という先方の条件を確認してから予約しましたが、部屋を共有したくない場合は同じような物件でも少し宿泊料金が高くなると思います。

 「エアビーアンドビー」を利用する場合、宿泊費の他にサービス料金(service fee)と宿泊税(occupancy tax)がかかりますが、それでもホテルに泊まるよりは断然安上がりです。ちなみに、インターネットで調べてみたら、ダウンタウンの同地区で私が滞在したいと思っていたストリート界隈のカスタマーレビューが4つ星以上のホテルは、税抜きで一泊245ドル以上が相場のようでした。

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 11時のチェックインに間に合わず、真夜中1時過ぎの到着だったにもかかわらず、管理人の方は「大丈夫でしたか?」と心配そうに鍵を持って建物の外に出てきてくださいました。また、管理人の方がお部屋のドアを開けた時、玄関先に女性用の運動靴が2足きちんと揃えて並べてあったので、サンダルを脱ごうとすると「そのままで大丈夫ですよ。」と言って、にこやかにお部屋やキッチンの使い方などを説明してくださいました。

 いつの間に眠ってしまったのか数時間後に目覚めると、ブラインドを下ろし忘れたまま眠りについてしまったベッドの横の大きな窓の外には、こんな平穏な景色が広がっていました。前日サンノゼ空港で送迎シャトルに乗りそびれたドタバタ騒ぎが嘘のように、ひっそりと静まり返っている街のビルの谷間を見下ろしながら、夜明けを迎えた都会のコンドミニアムの上階の大きな部屋のベッドに戻って、私は、サンノゼ空港で収集してきた莫大な量の旅行者向けのパンフレットのページをめくりながら、この日の予定を立て始めたのでした。

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 普段はアメリカ東部ワシントンDCから、ワシントンDC周辺の旅行情報を中心に話題の提供をさせていただいておりますが、ただいまこの夏訪れたカリフォルニア州サンフランシスコから「珍道中」をシリーズでお届けしております。

 次回もどうぞお楽しみに!

【データ】

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筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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