古き良きアメリカの暮らしに触れる旅☆東部のアンティークストアの最大の魅力とは?

公開日 : 2019年10月29日
最終更新 :

紅葉の美しい季節になりましたので、これからの季節ドライブがてらワシントンDCをアメリカ最北端に向けて北上する旅を計画中の旅行者の方も多いのではないでしょうか。メリーランド州からペンシルベニア州を北上する83号線を降りると、周囲のカントリーロード沿いにはアンティークストアが点在しています。私はオーソドックスなクリップのイヤリングや掘り出し物のレースのドイリー等を探す時、たまにアンティークストアを覗いています。

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ペンシルベニア州やメリーランド州などでは、週末(土曜日の朝などに)オークションが開催されるので、バイヤーがオークションで購入した物品をアンティークストアで販売している場合が最も多いのですが、一般の人が、ライセンシーに物品を委託してビンテージから中古品に至るまで私物を処分するために販売してもらっている場合もあります。実際、数年前まで私の隣に住んでいたサンドラは、アンティークストアの片隅に私物のアンティークの家具や調度品などを置いて販売してもらっていた時期がありました。値札に、製造された国・年代・銘柄・使用した人の名前など詳細に至るまでリサーチして手書きのコメントが記載されている値札が多いのもこの辺のアンティーク・ストアの特徴かもしれません。古き良きアメリカの暮らしや文化だけでなく、外国で製造されはるばる海を渡ってアメリカ国内に運び込まれてから誰の手に渡りどのようにして先祖代々受け継がれたのかなど、歴史的な背景を垣間見ることができる骨董品が多く博物館的な要素が強いのが、この辺のアンティーク・ストアの最大の魅力でもあるのです。

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我が家のキッチンでは、透明なガラス器や花瓶の下にアンティークショップで購入したドイリーを敷いています。ちょっと年季が入ったドイリーも、こうして使うと額入りのレースのようにパターンが見えてとてもきれいです。

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これからの季節、11月の感謝祭やクリスマスなどのホリデーシーズンのための装飾品、ちょっとした雑貨やキッチン用の小物を見つけることもできるかもしれませんし、うまくいくと日本では購入できないような値段の掘り出し物を発掘できるかもしれませんよ。機会がありましたら、ぜひいかがですか?

【おまけ情報】

シュルーズベリー・アンティーク・センターのようにでかでかと看板が出ているお店は、一目で骨董品屋さんとわかりますが、中には、道路沿いの普通の農家の納屋のような木造の建物の前に、ペンキがはげかけた木製のドア、何脚もの椅子、箪笥、食器棚等の古びた家具を無造作に並べている店もあります。この場合、引っ越しの準備のために庭に置かれた家具なのか商品なのか区別が付けにくいかもしれません。よく見てみると道路からは良く見えない入り口付近にひっそりと看板がぶら下がっていることがありますし、ビジネスライセンスがない一般の人が趣味で収集した物品を「ヤードセール(または「ガレージセール」)」と称して売っていることもありますので、ちょっと車を停めて見てみてください。

特にヤードセールは掘り出し物の宝庫です。私はバージニア州に住んでいたことがあるのですが、ノースカロライナの民家で一見ガラクタ風のくたびれた家具や調度品の中から、マホガニーのエンドテーブルとリモージュの食器のセットを発掘したことがありました。

【データ】

住所: 65 N Highland Dr, Shrewsbury, PA 17361

☎ 717‐235-6637

営業時間: 10:00~17:00

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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