お米を求めて80キロ☆ようやく手に入った感動の旅!

公開日 : 2020年03月15日
最終更新 :

昨日、近所のスーパーへ行った時、トイレットペーパーが在庫切れだったのですが、ほかにも品薄が目立ったのは、ペットボトルの水や、新鮮な野菜、パン、米、肉類、解熱鎮痛剤などでした。

帰宅後、お米だけは買っておきたいと思って数軒の馴染みのスーパーに電話で問い合わせると、どこのスーパーでも在庫切れでした。そこで、自宅から80キロほど離れた州外の町のアジア系のスーパーに電話してみると、「たくさんありますよ」という返事が返ってきました。かなりの距離のところから出向くのでまとめ買いをしたいこと、着いた直後に売り切れといわれたら困ることを伝えると、"There are a lot. No worries, no worries."(たくさんあるので心配しないでください。心配無用ですよ(ノー ウォリーズ))と繰り返されました。急いで自宅を出て小一時間ほど運転しようやくお店に着きました。お店の中に入ると、真っ先にたくさんの新鮮な野菜や果物が視界に飛び込んできました。なかなか品数が豊富でとてもポジティブなエネルギーにあふれています。

早速お米売り場に行ってみると、たくさんの種類のお米がおいてありました。白米や、玄米、ジャズミンライス、胚芽米6.8キロ入りの袋をカートに入れ、ゆっくりとほかの食品売り場も回ったあとレジに着くと、カスタマーサービスのカウンターの向こうから出てきた別の女性が「お米はひとつだけしか購入できませんよ。オンリーワン。店の方針です。」と言い出しました。

携帯電話の交信履歴を見せて、1時間前に電話で問い合わせた時には、販売数量制限があることは知らされなかったこと、たくさんあるので心配しないでくださいといわれたこと、他州から行くのでまとめて買いたいとお願いしてあったことなどを告げたうえ、ひとつというのは、一世帯につきなのか、ひとつの会社の商品につきなのか、もし家族2名で来店し別々に支払いをするなら一世帯でも2袋購入できるかどうかを尋ねると、奥から出てきた女性の方が英語で「OK、じゃあ玄米の袋ひとつ、白いお米をひとつ。ふたつOK!」というではありませんか。

私に「4種類のうちのどちらにしますか?」と訊くこともなく、ジャズミンライスと胚芽米はにべもなく売り場へ戻すカートに移されてしまいました。その女性がいなくなったあと、レジ係の女性は「電話で話した人に話ができればよかったのですが......私にはよく分かりません」と申し訳なさそうに頭を下げるだけです。

やれやれ......しかし、80キロ(往復160キロ)の旅の末、肝心のお米は手に入ったので、これから毎日少しずつ、感謝しながらいただきたいと思います。

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帰宅後、私が購入した$18.99のお米(15ポンド=6.8キロ入りの袋)のアメリカのAmazonの販売価格を調べてみると、$48.01(約4300円)以上でした。どの出品者のお米の価格もかなり上昇しているようなので、今回、通常価格(約2300円)で手に入っただけでもたいへんありがたいことですね!

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筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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