新型コロナウイルス感染者の確認などについて(2020年3月15日現在)

公開日 : 2020年03月15日
最終更新 :

2020年3月15日、在ニューヨーク日本国総領事館から「新型コロナウィルス感染者の確認について(3月15日現在)」という表題のメールを受信しました。

下記、「新型コロナウィルス感染者の確認について(3月15日現在)」の全文を引用掲載します。

***

◎在ニューヨーク日本国総領事館では,3月16日(月)より当面の間,領事窓口の受付時間を短縮するとともに,一部領事サービスの処理期間を延長する措置を開始します。

 領事窓口の受付時間が、10:30ー15:00となるので、ご確認のうえお越しください。

 詳細はこちらよりご確認ください。https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-03-13.html

◎3月15日,NY市長は、明3月16日から市内の公立学校を閉鎖することを決定しました。再開は早くとも4月20日となります。学校が閉鎖されても、3月23日からオンライン授業が導入されます。その他、ウェストチェスター郡及びナッソー郡の公立学校も明3月16日から公立学校が閉鎖されます。

◎3月15日、NY州で新型コロナウイルス感染による5人目の死者が出ました。同日亡くなった4名はNY市在住の79歳女性、78歳男性、56歳男性、53歳女性です。同日現在、NY州の感染者の数は、729人となりました。NY市の感染者は昨日より60名増え329名、ウェストチェスター郡の感染者は18名増え196名になりました。

◎州又は市が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために発表した主な措置やNY州知事やNY市長が3月15日にメディアを通して発信したメッセージの概要は以下のとおりです。

NY州:

・ロックランド郡、ウエストチェスター郡、ニューヨーク市、サッフォーク郡及びナッソー郡に居住し出勤が必須でない州政府の職員に対して2週間の在宅勤務を命じる

・州車両管理局に対して人との接触を制限するため予約制にするよう指示するとともに、混雑回避のため延長していた窓口時間を従来の時間に戻すよう指示

・州最高裁長官(Chief judge)に対して、必須でな裁判手続きを省くことを含め裁判所の混雑を低減させるための計画策定を指示

・SUNYエンパイア・ステート校学長に対し、各郡と協働して、学校閉鎖の準備のために緊急計画(子供への食事の提供や家族のチャイルドケアへの適切なアクセスの確保を含む)の策定任務を課した。

NY市:

・3月16日から市内の公立学校を閉鎖し、再開は早くとも4月20日になると発表

・学校を閉鎖しても、3月16日の週については持ち帰りの昼食(grab & go)を学校で提供する

・3月23日からオンライン授業を導入する

・新型コロナウイルスに対応するため、明3月16日、市内の病院に対して急を要しない手術の中止を求める行政命令(Executive Order)に市長が署名する

・3月24日に予定されているクイーンズ区長の選挙を中止する

・すべてのシニアセンターを閉鎖するが、高齢者に対し、同センターで持ち帰りの食事(grab & go)は提供する

・レストラン等の業界に対しては収容率を50%以下に抑える規則の遵守に関する取り締まりを実施する

・新型コロナウイルスに対応するため、体調が悪い場合には3~4日程度自宅で様子を見た上で、改善が見られない場合には医師の診断を受けるようにする

◎NJ州ハドソン郡ホーボーケン市長は同市民に対し外出禁止令を発出しました。3月16日より午後10時から午前5時まで外出禁止となり、この時間帯はレストランやバーも営業できなくなります。

◎3月15日、報道によれば、プエルトリコのワンダ・バスケス知事はウイルスを封じ込めるため、午後9時から午前5時までの夜間外出禁止令を発出するとともに、スーパーマーケット、レストラン(テイクアウト又は宅配のみ)、薬局、銀行及びガソリンスタンドを除き、商業施設と小売業者を、15日午後6時から3月30日までに閉鎖することを発表しました。なお、空港、ホテルについては、引き続き利用可能とのことです。

◎在留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。

◎当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。ご参照ください。

◎御不明な点がありましたら当館まで御連絡をいただけますようお願いします。(電話:212-371-8222)

1 3月15日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(( )内は前日の数)

○ニューヨーク州:729名(613名)

【感染者数内訳】

ニューヨーク市:329名(269名)

ウエストチェスター郡:196名(178名)(ニューロシェル「封じ込めエリア:3/15ー25」は現在も有効)

オルバニー郡:8名(5名)

ブルーム郡:1名(1名)

デラウェア郡:1名(1名)

ダッチェス郡:7名(4名)

エリー郡:3名(1名)

グリーン郡:2名(新規)

ハーキマー郡:1名(1名)

モンロー郡:2名(1名)

モンゴメリー郡:1名(新規)

ナッソー郡:98名(79名)

オレンジ郡:6名(6名)

プトナム郡:2名(新規)

ロックランド郡:13名(12名)

サラトガ郡:3名(3名)

シェネクテイディ郡:2名(1名)

サフォーク郡:47名(41名)

タイオガ郡:1名(1名)

トンプキンス郡:1名(1名)

アルスター郡:5名(5名)

【死者数内訳】

ニューヨーク市:5名(1名)

ロックランド郡:1名(1名)

○ニュージャージー州:感染者数 98名(69名),死者数2名(1名)

【感染者数内訳】

バーゲン郡:29名(25名)

モンマス郡:12名(8名)

ミドルセックス郡:12名(10名)

エセックス郡:11名(7名)

ハドソン郡:11名(5名)

パサイック郡:5名(2名)

バーリントン郡:4名(3名)

ユニオン郡:4名(1名)

モリス郡:4名(3名)

カムデン郡:2名(2名)

オーシャン郡:2名(1名)

マーサー郡:1名(1名)

サマーセット郡:1名(1名)

【死者数内訳】

バーゲン郡:1名(1名)

モンマス郡:1名(1名)

○ペンシルベニア州:63名(47名)

【内訳】

アレゲニー郡:3名(2名)

バックス郡:4名(3名)

チェスター郡:2名(2名)

カンバーランド郡:5名(3名)

デラウェア郡:7名(6名)

リー郡:1名(新規)

ルゼーン郡:1名(新規)

モンロー郡:6名(3名)

モンゴメリー郡:24名(20名)

ノーサンプトン郡:1名(1名)

フィラデルフィア郡:6名(4名)

パイク郡:1名(1名)

ワシントン郡:1名(1名)

ウェイン郡:1名(1名)

○デラウェア州:7名(6名)

【内訳】

ニューキャッスル郡:7名(6名)

○コネチカット州フェアフィールド郡:16名(8名)

○プエルトリコ:3名(3名)

2 CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。NY市以外にお住まいの方も含め,これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。

また,CDCは予防措置として以下を挙げています。

○石けんを使用した20秒以上の手洗い(水が利用できない場合はアルコール除菌液でも可)

○洗っていない手で目,鼻,口を触らない

○症状のある人との至近距離での接触を避ける

○症状があるときは外出しない

○咳やくしゃみをする際はティッシュで口鼻を覆い,ティッシュはゴミ箱に捨てる

○多くの人が触った物をこまめに拭く,又は消毒する

(2)CDCの予防措置に加えて,ニューヨーク市では更なる感染を防止するため以下のような予防措置等を呼びかけています。

○握手をしない

○風邪やインフルエンザの症状について注意深く観察する

○熱,咳,息切れ,喉の痛みのような症状がある場合,自宅で療養し医師に電話で相談する

○ニューヨーク市は移民の地位や支払い能力如何にかかわらず,適切なケアを提供する

○高齢者,又は,呼吸器疾患,心臓疾患,糖尿病,癌等の疾患を有する人は集会や行事に参加することをできるだけ控える

3 在留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。

当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。予防措置,各州等HP(ホットライン)及び日本の関連情報等を掲載しているのでご参照ください。

新型コロナウイルス関連情報:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html

4 当館領事窓口のご利用にあたっては,感染リスクを少しでも軽減するため,体調がすぐれない方におかれましては,体調が回復されてから来館いただきますようお願いいたします。皆様のご理解とご協力につきまして,よろしくお願いします。

▪   ▪   ▪

【在ニューヨーク日本国総領事館】

・住所: 299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

・TEL: 212-371-8222

・FAX: 212-319-6357

・twitter: https://twitter.com/JapanCons_NY

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。