いつも笑顔でがんばる君を応援したい！～アメリカ東部　2020年4月のスーパーマーケット事情

昨日、食料品を買うため何日かぶりにスーパーへ行ってきました。かなり前に自宅待機令が発出されていた他州に住む姪とフェイスタイムで話したとき、タバコを買いに行ったコンビニの前でたむろしていた5、6人の男の子たちが自宅に戻るよう巡回中の警察官に注意されていたという話を聞いていたので、私の近所の町の様子も気になっていました。

マグノリア、ドッグウッド、桜の花が満開で、思わず車を停めてお花見をしたくなるような春らしい陽気の午後なのに、犬の散歩をしている人やスーパーの方に向かって歩いている人たち以外、住宅の外に出ている人はほとんど見かけませんでした。救急クリニックや薬局、ガソリンスタンド、テイクアウトができるフード店、宅配業の店舗以外に営業しているところも見あたらず、普段はスペースが見つからないほど車が多い人気レストランの駐車場もがらんとしていて、町全体がひっそりと静まり返っています。

ただ、スーパーが建つプラザは、銀行や、宅配のピザ屋、ファーストフード店なども隣接しているせいか、そこの巨大な駐車場にはかなりの台数の車が駐車していました。

ちょうど私が住んでいる地域に自宅待機令が発出された日もスーパーへ行っていたのですが、あの日は店内でマスクをしている人はそれほど見かけませんでした。

昨日は買い物をしている人はそれほど多くなかったのですが、それでもすれ違った買い物客の半数はマスクをしていて、中には手袋をはめている人もいました。医療用マスクを着けている人もいました。相変わらず、ソーシャル・ディスタンシング（「ほかのお客様から6フィート（約1.8m）の距離をおいてください」）を促すアナウンスは流れていて、ペーパータオルやトイレットペーパーなどの品薄の特定の商品は「一世帯につき2個限定」という貼り紙もありました。

少し変わっていたことといえば、レジの近くに、「カートを空にする際は、ガードのうしろにお並びください」という赤い分厚い札が掲示してあったことでしょうか。ソーシャル・ディスタンシングを保つため、支払い中の人と列に並んでいる次のお客さんが一定の距離を保つことができるようにするために、床に黄色いテープ（ガード）が貼ってあるのです。

アメリカでは、通路を隔てたレジ係同士が和気あいあいとお喋りしながらお客さんの対応をする場面に出くわすことが多いのですが、レジの周りはいつになく静かでした。袋詰めを手伝ってくれていたレジ係の女性が、「30分経ったよ。手を洗いに行ってきて」という別の係の声を聞いたとたんにいなくなったので、交代で入ったその人に「いつもいいサービスをしてくれて本当にありがとう。30分毎に手を洗わなければならないんですか？」と尋ねると、「僕はきょう7つのレジを行ったり来たりしていたから、30分間隔で7回手を洗ったんだよ。」という答えが返ってきました。年齢は10代の後半か20代くらいの前半ぐらいでしょうか。若い店員さんは、「大丈夫！　僕たち、みんな大丈夫ですよ。（It's alright! We all are okay!）」と言って、にこやかな笑みを返してくれました！

毎日笑顔で地域を支えてくれている従業員の皆さん、心からありがとうございます！　たいへんなご苦労を抱えながら届けてくださる食材は、無駄にしないよう大切に使わせていただいていますよ！（私も料理はしていますが、今日は、夫が作った朝ごはんやランチなどの画像をお届けしますね。）