【ワシントンDC、メリーランド州、バージニア州】「新型コロナウイルスに関する注意喚起(第34報):当地における感染状況等(5月8日現在)」

公開日 : 2020年05月08日
最終更新 :

在米日本国大使館から5月8日付のお知らせが届きました。今日のお知らせには、ワシントンDC市長の自己隔離や無料のCOVID-19検査のホットラインのアドバイス、バージニア州の経済活動再開に関する記者会見の内容、各航空会社の運航状況に関する情報などが含まれています。

今夜の気温は1℃とかなり低めのようです。日曜日までには少しずつ暖かくなりそうですが、皆さま、どうか体調など崩されませんようくれぐれもご自愛くださいね。

以下、今日のお知らせの本文を引用掲載します。

***

●本日現在の当地(DC,MD,VA)における新型コロナウイルスの感染状況をお知らせします。

●各州政府の主な措置等についてお知らせします。

1.本日(5月8日)18時現在の当地における感染者数は以下のとおりです。

(1)ワシントンDC:5,899名(死亡304名)

◎地域別感染者数はこちら

(2)メリーランド州:30,485名(死亡1,453名)

◎地域別感染者数はこちら

(3)バージニア州:22,342名(死亡812名)

◎地域別感染者数はこちら

2.各州政府の措置等

(1)ワシントンDC

本日,バウザーDC市長等が記者会見を行ったところ,主な内容は以下のとおりです。

・自己隔離のアドバイス:同居者と部屋を別にする,家庭用品を共有しない,マスク着用。家庭内で自己隔離できない場合はホットライン( 1-888-349-8323 )に電話するように(6枚目)。

・無料のCOVID-19検査のホットライン( 1-855-363-0333 )を再紹介(10枚目)。

◎会見資料

https://coronavirus.dc.gov/sites/default/files/dc/sites/coronavirus/release_content/attachments/Situational-Update-Presentation_050820.pdf

(2)バージニア州

本日,州知事及び州政府幹部が経済活動等の再開に関し記者会見を行ったところ,主な内容は以下のとおりです。

・来週金曜からフェーズ1に入ることを期待。

・フェーズ1に入ることは,洪水の門を開けるのではなく,調光器のスイッチを少しだけ上げるようなもの。ウイルスは引き続き我々のまわりに存在し,規制緩和によってこれまで以上に注意して生活する必要がある。

・陽性件数は増加しているが,検査数の増加によるところが大きい。

・現状では,7日平均値は下降し,検査数中の陽性割合も14日以上下降。また,病院のキャパシティーは安定。

<<フェーズ1における規制枠組み>>

・非基幹的小売店

【現在】10人以下の制限の下開店

【フェーズ1】50%のキャパシティーで開店

・レストラン及び飲料サービス

【現在】テイクアウト及びデリバリー

【フェーズ1】テイクアウト及びデリバリー,50%のキャパシティーでの屋外席

・娯楽施設

【現在】閉鎖

【フェーズ1】閉鎖

・フィットネス・エクササイズ

【現在】閉鎖

【フェーズ1】閉鎖(屋外フィットネスに限定)

・ビーチ

【現在】運動及び釣りに限る

【フェーズ1】運動及び釣りに限る

・宗教施設

【現在】ドライブイン,10人以下の制限

【フェーズ1】ドライブイン,50%の屋内キャパシティー

・身づくろい施設(ヘアサロン等)

【現在】閉鎖

【フェーズ1】予約のみ,厳格なソーシャル・ディスタンス,要フェイスカバー

・私設キャンプ施設

【現在】閉鎖

【フェーズ1】開園

・州立公園

【現在】日中のみ開園

【フェーズ1】日中,段階的に夜間

・保育施設

【現在】仕事をしている家庭向けに開園

【フェーズ1】仕事をしている家庭向けに開園

・夜間サマーキャンプ

【現在】閉鎖

【フェーズ1】閉鎖

・集会

【現在】10人制限

【フェーズ1】10人制限

・テレワーク

【現在】強く推奨

【フェーズ1】強く推奨

・フェイスカバー

【現在】強く推奨

【フェーズ1】強く推奨

・学校

【現在】閉鎖

【フェーズ1】閉鎖

・フェーズ1の上記規制は上限(天井)でなく下限(床)。各地方政府(例:北部バージニア)は地域の状況に合わせてより厳しい規制を課すことができる。

・各企業は求められる条件を満たさなければ開業できない。オープンとされた業種も州が開業を求めているということではない。

・フェーズ1の期間は最低2週間。データによってより長期間となる。

・労働者は,職場がルールに違反しており安全でないと感じたときは,州の労働産業省に報告できる。

・自身の重症化リスクが高かったり,重症化リスクの高い人と同居しているといった理由で職場に戻れない労働者のためにあらゆる道筋をつける。

◎詳しくはこちら

◎バージニア州の再開に向けた青写真

https://www.governor.virginia.gov//media/governorvirginiagov/governor-of-virginia/pdf/Forward-Virginia-Presentation-5.4.pdf

(注)各州政府の措置等についても,できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。

(注)上記のほかにも,連邦・州・地方政府(郡,市など)レベルで感染拡大を抑制するための各種措置がとられています。特にお住まいの郡や市など地方政府が発信する情報には生活に密接に関わるものが多く含まれていますので,各自において最新情報の把握に努めてください。

3.航空会社の運航状況

(1)ユナイテッド航空は,10/24までの羽田-ワシントンDC便,成田-ロサンゼルス便,関西-サンフランシスコ便,福岡-グアム便の運休,6/6からの成田-ニューヨーク(EWR)便の運航再開(週3便)を発表しました。

◎詳しくはこちら

https://hub.united.com/united-covid19-japanflights-2645445173.html

(2)その他,各社とも大幅に運航を減らしています。各社の運航状況は以下のサイトを御参照ください。

◎全日本空輸(ANA)https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200206/#4

◎日本航空(JAL)https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200228/

◎デルタ航空https://news.delta.com/where-delta-flying-may

◎アメリカン航空http://news.aa.com/news/default.aspx

4.当館ホームページに新型コロナウイルス関連情報を掲載しています。情報収集の一助としてご活用ください。

◎当館 HP(新型コロナウイルス関連情報)

https://www.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19.html

5.当館では, 3 月18 日以降,当館領事班の人員体制を縮小しています。お急ぎでない手続きについては,ご来館の時期を再検討願います。

◎当館領事窓口をご利用予定の皆様へ(お願い)

https://www.us.emb-japan.go.jp/j/announcement//20200427importantmessagecoronavirus.pdf

6.新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,当館(領事班)まで御一報願います。

■在アメリカ合衆国日本国大使館

住所:2520 Massachusetts Avenue N.W., Washington D.C., 20008, U.S.A.

電話:202-238-6700(代表)

HP:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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(こちらは、ワシントンDCの検査場の照会のチラシです)

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

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