東部4州のビーチ再開とニューヨーク州の新型コロナウイルス関連情報(5月15日)
今日はとても暖かい、まるで初夏を思わせる1日でした。来週のメモリアルデーウィークエンドを前に、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット、デラウェア州の海沿いの地域では次々とビーチ開きの許可が出ているようですね。ビーチのボードウォークや行楽地などではウイルスのことを忘れてしまいそうです。行楽地へ行かなくても、社会活動の再開により人と接触する機会は増えていくので、これからも外出時のマスク装着やソーシャルディスタンシングの習慣をキープしながら帰宅後の衛生管理も続けていくつもりです。皆さまも体調など崩されませんよう、ご自愛くださいね。
さて、本日付の在ニューヨーク日本国総領事館のお知らせによると、ニューヨーク州では入院患者さんやお亡くなりになった方の人数は減っているとのことですが、まだまだかなりの人数です。感染された方々にお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
以下、総領事館のお知らせを引用掲載します。
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◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(5月15日)
- 昨5月14日の総入院者数は6394人と3日連続7000人を下回り(32日連続減少),一日の入院者数(直近3日間平均)も5日連続500人を下回った。また,同日の死者数は132人と4日連続200人を下回った。
- 本5月15日までに州内10の地域で「7つの基準」を満たした地域は5地域(セントラルNY,フィンガーレイクス,モホークバレー,ノースカントリー,サザンティア)あり,これらの地域では,本日より段階的に活動を再開していく。第一段階は,建設業,農業,林業,水産業,一部の小売業が再開(カーブサイドや店頭での商品の引渡し等のみ),製造業,卸売業(注:再開後のガイドラインについては別掲)。
- NY,NJ,CT,DE各「州のビーチ」は,共通条件の下で5月22日(金)より再開することができる。また,各州の郡・市・町のビーチも州と同じ条件下で5月22日(金)より再開を可能とし,独自の追加的措置を加えることもできるが,州の条件を満たさない場合は閉鎖する(注:ビーチの再開については別掲)。なお,プールは引き続き閉鎖する。
- 他の国や地域は再開を急いだため感染が再拡大した。各地域の指令室は,事業主や個人による措置の遵守を徹底するとともに,検査を実施し各基準を毎日監視する必要がある。全ては私たち次第である。
- 本日活動を再開しない地域については,在宅勤務・自宅待機等を要請したNY State on PAUSE政策が,5月28日(木)まで延期となる。同政策の詳細は州政府のサイトを確認してほしい(注:当館HPにも情報を掲載)。
◎NY州における経済社会活動を再開した地域のガイドライン(5月15日)
・本5月15日から経済社会活動を再開する地域でのガイドラインがクオモ州知事より発表されました。詳細は州政府のサイトでご確認ください。
*州政府のサイト:https://forward.ny.gov/
・ガイドラインの概要
(1) 住宅/商業用建設現場での対応
*室内・室外を問わず,マスクを着用し各従業員の距離は6フィート(約1.8m)開ける。
*雇用者は従業員にマスクを提供する。
*密の高い会合は禁止する。
(2) 小売店のオーナーの対応
(a)カーブサイドのピックアップの場合
*従業員や車で受け取る客はマスクを着用する。手袋の着用が望ましい。
*消毒ジェル(Hand Sanitizer)を準備する。
(b)カーブサイドのピックアップが難しい場合,以下の措置を取れば店内のピックアップを可能とする。
*事前に注文する。
*店内では他者と一定の距離を取る。
*店内に最大収容人数の50%以上を入れないこと。
*客はマスクを着用する。
*従業員はマスクの着用を義務とする。手袋の着用が望ましい。
*消毒ジェルを準備する。
(3)個人の対応
*公共空間では他者と6フィートの距離を取ることができない場合はマスクを着用する。
*カーブサイドのピックアップ又は店内の買い物ではマスクを着用し,他者と一定の距離を取る。また,店のオーナーはマスクを着用していない客の入店を禁止する(2歳未満又は医療上の理由がある場合を除く)。
*建設業又は製造業では,従業員は他者と一定の距離を取ることができない場合はマスクを着用する。
(4)地域の指令室の役割
*事業者がガイドラインを遵守し他者と一定の距離を取ることを徹底する。
*毎朝会議を開催し,各地域の感染率・検査率・入院率を確認する。
◎(NY州)各地域の充足状況(5月15日)
・NY州の各10地域の7基準の充足状況は以下のサイト(毎日更新)でご確認になれます。
・本5月15日14時時点の各地域の充足状況は以下のとおりです。
*7基準全てを満たしている5地域<本5月15日より経済社会活動を段階的に再開>
(1) セントラルNY
(2) フィンガーレイクス
(3) モホークバレー
(4) ノースカントリー
(5) サザンティア
*5つの基準を満たしている4地域
(6) キャピタルリージョン
(7) ロングアイランド
(8) ミッドハドソン
(9) ウエスタンNY
*4つの基準を満たしている1地域
(10) NY市
・なお,昨5月14日に領事メールをお送りした時点では,「6つの基準を満たしている2地域」とありましたが,正確には「5つの基準を満たしている2地域」でした。お詫びの上訂正いたします。
◎(NY州,NJ州,CT州,DE州)ビーチの再開
・本5月15日,クオモNY州知事は,一定の条件下において5月22日(金)からのビーチを再開できることを発表しました。条件は次のとおりです。
*最大収容人数の50%を超えないこと。出口と入口を監視し,駐車場も制限する。
*バレーボールやフットボールのようなグループ活動を禁止する。
*ピクニックエリア,プレイグラウンドのように人が集まるための場所は閉鎖する。
*売店の営業の禁止。
*従業員,訪問者ともに他者と一定の距離を取ることを徹底する。
*他者と一定の距離を取りにくい時はマスクの着用を要求する。
*十分な措置が取られるように従業員を教育すること。
▪ ▪ ▪
【在ニューヨーク日本国総領事館】
・住所: 299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
・TEL: 212-371-8222
・FAX: 212-319-6357
(去年の5月に訪れた東海岸ノースカロライナ州の浜辺の画像です。)
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
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