アメリカ東部6州、バージン諸島とプエルトリコの新型コロナウイルス関連情報(5月23日)
昨日は土砂降りでしたが、雨が上がり気持ちのいい土曜日を迎えました。徐々に経済社会活動が再開し始めた東部ですが、NY州のクオモ州知事は、今日も会見で「マスク着用」「手洗い」「他者との一定の距離の確保」「消毒ジェルの使用」などを奨励していました。今週はメモリアルデー・ウィークエンドですので月曜日まで多くの人々の外出が予想されます。
皆さま、引き続き、体調など崩されませんよう、どうぞ安全な週末をお過ごしくださいね。
以下、在NY日本国総領事館の5月23日付のお知らせを引用掲載します。
***
【領事窓口業務の一時的変更及び予約制の導入のお知らせ】
◎当館は以下のとおり領事窓口時間を延長するとともに,予約制を導入しています。ご来館予定の方におかれては,事前の予約をお願い申し上げます。
1 領事窓口の業務日
月曜日,水曜日,金曜日(除,休館日)
※5月25日(月)はメモリアル・デーのため休館となりますのでご注意ください。
2 受付時間
09:30-13:00
(ビザ(査証)申請受付:12:00-13:00)
3 予約方法・電話番号
以下の予約専用電話番号にお電話の上,予約をお願いします。なお,電子メール等による予約は受付けておりません。
予約専用電話番号:(212)371-8222 内線486
注:4週間分の予約を受け付けております。
現在,予約受付については午前中にお電話が集中し,午後は比較的少ない傾向にあります。また,予約電話で対応中は,お電話をいただいても呼び出し音が鳴り続ける状態となるため,このような場合には時間を改めておかけ直しいただきますようお願いいたします。
詳細は以下リンク先をご参照ください。
◎当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しております。https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
ご不明な点ありましたら当館までご連絡をいただきますようお願いします。(電話:212-371-8222)
【当館所在ビルへの入館に際してのご注意(マスク等の着用)】
当館が所在するビルでは,入館者に対してビル内公共スペースにおいてマスクの着用を求めております。このため当館にご来館される際にはマスクの着用をお願いします。
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(5月23日)
- 昨5月22日の総入院者数は4642人と2日連続5000人を下回り(40日連続減少),一日の入院者数(直近3日間平均)も208人と4日連続300人を下回った。また,同日の死者数は84人と3月23日以来初めて100人を下回った。
- 再開について,ミッドハドソン(ウェストチェスター郡,ロックランド郡,ダッチェス郡,オレンジ郡,パトナム郡,サリバン郡,アルスター郡)が7基準のうち,死者数の減少の基準を満たし,残るは追跡要員の基準(10万人あたり30人)のみとなった。必要追跡要員は1991人で,既に2207人中を確保し1134人が訓練を受けているので,後857人が訓練を受ける必要がある。彼らは今週末にオンライン・コースを受ける予定であり,来週5月26日(火)にミッドハドソンは再開できることになる。
- ロングアイランド(ナッソー郡,サフォーク郡)については,7基準のうち,死者数の減少と追跡要員の基準を満たしていないが,死者数は減少傾向にあり追跡要員は今週末に訓練を受けるので,5月27日(水)に再開できる見通しである。
- 昨5月22日からビーチを再開したが,訪問者はルールを守り他者との距離を十分に取っているようであった。引き続き常識ある行動を取って欲しい。
- 疾病予防管理センター(CDC)によれば,コロナウイルスの感染者のうち35%は症状がなく,感染者本人が無症状のまま他者に感染させる確率は40%もある。このように,自分が感染しても気づかないまま他者を感染させる可能性が大きいので,少しでも症状が出たらウイルス検査を受けるよう強く奨励する(注)。また,本日「Advantage Care Physicians」と連携して,低所得コミュニティ及びマイノリティコミュニティを中心に15のウイルス検査場を開設し,これで州内の検査場は約760箇所となる。
(注)州内で受けられる検査に関する情報は以下のサイトでご確認になれます。
- 州民は賢明でなるべきで,そのためには「マスク着用」,「手洗い」,「他者との一定の距離の確保」,「消毒ジェルの使用」等の措置を奨励する。何度も強調しているが,マスクを着用した最前線で働くエッセンシャルワーカー・緊急救命士・公共交通機関の運転手・警察官等の抗体検査の陽性率はNY州やNY市全体の平均より低く,これらの措置は有効に機能している。また,マスクの着用を奨励するビデオコンテストは投票を受付中であり,5月25日(月)まで投票可能であるのでぜひ投票してほしい(注)。
(注)ビデオコンテストは以下のサイトでご投票になれます。
◎(NY州)経済社会活動再開の関する情報
- 州内10地域における7基準の充足状況(本5月23日16時時点)
*7基準全てを満たしている7地域
(1)セントラルNY
(2)フィンガーレイクス
(3)モホークバレー
(4)ノースカントリー
(5)サザンティア
(6)ウエスタンNY
(7)キャピタルリージョン
*6つの基準を満たしている1地域
(8)ミッドハドソン
*5つの基準を満たしている1地域
(9)ロングアイランド
*4つの基準を満たしている1地域
(10)NY市
- 基準を全て満たした地域での再開に向けた事業別ガイドライン
- 基準を満たしていない地域へ有効となっているNY State on PAUSE政策
- 上記情報の概要を当館HPにも掲載しておりますので併せてご利用ください。
◎ビジネス関連情報
・各州等のビジネス関連情報は以下をご覧ください。
【感染者数等に関する情報】
5月23日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:
感染者数 359,926名(358,154名),死者数 23,282名(23,195名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:
感染者数 197,266名(196,484名),死者数 15,003名(14,962名)
NY市の内訳
クイーンズ区: 60,422名( 60,236名)
ブルックリン区: 53,902名( 53,639名)
ブロンクス区: 43,921名( 43,766名)
マンハッタン区: 25,806名( 25,672名)
スタテン島区: 13,215名( 13,171名)
ナッソー郡:
39,726名( 39,608名),死者数 2,578名( 2,572名)
サフォーク郡:
38,802名( 38,672名),死者数 1,871名( 1,863名)
ウエストチェスター郡:
32,881名( 32,767名),死者数 1,451名( 1,444名)
ロックランド郡:
12,934名( 12,905名),死者数 452名( 450名)
○ニュージャージー州:
感染者数153,104名(152,719名),死者数 11,081名(10,985名)
○ペンシルベニア州:
感染者数66,983名( 66,258名),死者数 5,096名( 4,984名)
○デラウェア州:
感染者数 8,690名( 8,529名),死者数 324名( 322名)
○ウエストバージニア州:
感染者数 1,717名( 1,616名),死者数 72名( 71名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:
感染者数 14,989名(14,889名),死者数 1,208名( 1,195名)
○プエルトリコ:
感染者数 3,100名( 3,030名),死者数 127名( 126名)
○バージン諸島:
感染者数 69名( 69名),死者数 6名( 6名)
【医療関係情報】
◎CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。
・新型コロナウイルスに関する予防措置については以下のサイトをご覧ください。https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
・ニューヨーク市作成の新型コロナウイルスに関するファクトシート(発症した場合等の対応が日本語で記載されています)。
◎当地の病院やクリニックは,完全予約制を導入し,付き添い人数を制限(一人のみ)するなど予防措置をしながら外来を受け付けているところが多い模様です。また,一部の病院では電話診察,オンライン診療(有料)を導入しているところもあるようです。ただし,当地の医療事情については,日々状況が変化しますので,皆様ご自身で病院やクリニックのHPや直接電話するなどして,ご確認くださるようお願いします。
▪ ▪ ▪
【在ニューヨーク日本国総領事館】
・住所: 299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
・TEL: 212-371-8222
・FAX: 212-319-6357
・facebook: https://www.facebook.com/JapanConsNY/
・twitter: https://twitter.com/JapanCons_NY
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。