東部6州、バージン諸島とプエルトリコの新型コロナウイルス関連情報(6月17日)

公開日 : 2020年06月17日
最終更新 :

皆さま、こんばんは。在ニューヨーク日本国総領事館から「新型コロナウイルス関連情報(6月17日)」が届きました。ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルベニア、デラウェア、コネチカット、ウェストバージニア各州、バージン諸島とプエルトリコに関するお知らせのポイントを、引用掲載しますのでどうぞご参照ください。

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【州政府等による措置等のポイント】

(注)各州政府の措置等についても,できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。

◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(6月17日)

- 6月19日(Juneteenth)は南北戦争が終結し米国の奴隷が自由となった日である。それを記念して今年の6月19日を州関係者の祝日とした上で,来年6月19日を州の祝日とするよう推し進めていく。

- 昨6月16日時点の入院者総数は1479人,死者は17名と最低水準で推移している。また,ピーク時に50.4%だったウイルス検査の陽性率も,昨日は0.96%(567件/5万9341件)と最も低い数字となった。

- この状況を踏まえて,ミッドハドソンエリアは6月23日(火)に,ロングアイランドは6月24日(水)に再開の第3段階に移行する。

- NY市についても州の基準を満たしているので,6月22日(月)に再開の第2段階へ移行する見通しである(注)。州内の各地域に適用するルールは変更せず,同じ基準を用いて再開を進めていく。

(注)NY市の再開の第2段階に関するガイドラインは次のサイトでご確認になれます。

- 他州で感染が拡大していることもまた事実である。感染の拡大は経済にとってもよくない。感染が拡大したことにより人々が将来に不安を感じてしまうからである。引き続き賢明に行動しなくてはいけない。

◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(6月17日)

- 本17日,州高等教育局は,大学等のサマーセッションや秋学期の再開にあたるガイダンスを発表する予定。再開を検討している大学等は,再開の少なくとも14日前までに,再開計画を州高等教育局に提出することが求められる。本日,高等教育に関連し,7月1日から大学の実験室等において,対面式の研究・実験の再開を許可する行政命令に署名する。また7月1日から,職業訓練学校の再開を許可する行政命令にも署名する。

- 本17日は,NJ州で最初に新型コロナウイルスによる死者が確認されてから100日目。感染者一人あたりが何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は0.7であり,感染が増えている州も見られる中,NJ州は減少傾向を続けており,良い傾向。しかし,昨日1日で47の尊い命が奪われており,10万人あたりの1日の死者数は全米で2番目に高い。引き続き,ソーシャル・ディスタンシング等の感染拡大防止の取組をお願いする。経済は徐々に再開しているが,パンデミックとの戦いはまだ終わっていない。

◎(PA州)ウォルフ知事のメッセージ(6月17日)

- 州内で初めての感染例が確認された3月6日から先週で100日が過ぎた。自宅待機等の取組により,医療機関や人工呼吸器が不足する事態を回避することができた。疾病予防管理センター(CDC)の州別データによると,新規感染者数が42日間以上減少傾向にある州はPA州,モンタナ州,ハワイ州の3州のみ。PA州では,一日あたりの新規感染者数は4月から減少傾向にあり,ピーク時と比較して4分の1以下になっている。これはひとえに州民の協力によるものであり,感謝する。

- マスクの着用は感染拡大を防ぐ簡単で効果的な手段。マスクの着用の重要性を示す研究も発表されている。ソーシャル・ディスタンシング,こまめな手洗いももちろんであるが,今後もマスクの着用をお願いしたい。

- (レヴィンPA州保健省長官より)献血に協力いただきたい。現在,州内の感染者全体のうち約75%が回復したと判断している。もし新型コロナウイルスの陽性の診断を受けた後に回復した方は,ぜひ血漿成分(plasma)の献血をお願いしたい。回復者の血漿成分は,現在新型コロナウイルスに感染している方の治療に役立つ可能性がある。また,輸血用血液が全般的に不足傾向にあり,新型コロナウイルスの陽性の診断を受けたことがない方にも献血をお願いしたい。献血についての問合せ先は1-800-RED-CROSS (1-800-733-2767) である。

◎(WV州)ジャスティス知事のメッセージ(6月17日)

-先週末にグリーンブレア郡の教会で新たな集団感染が報告されたことを踏まえ,同郡で無料の検査を実施し,839人が検査を受けた。この結果,教会関係者32人の感染者のほか8人の新しい感染者が判明した。うち一人が入院している。このほかにもオハイオ郡,ブーン郡の教会に関係する新たな感染者が発生しており,調査を進めている。教会は神聖な場所であり,高齢者も多く集うことから,教会においては必ずマスクを着用し感染防止を励行していただきたい。

-WV州の失業率は5月から3%低下して12.9%となった。全米平均の13.3%よりは低いが,昨年の9月が4.6%だったことを考えると,私たちの社会がいかに壊れやすいかがわかる。状況が戻るまでにはまだ時間がかかると思われる。

-今週末はオハイオ郡,パートナム郡,サマー郡で無料の新型コロナウイルス検査が実施される。完全に無料の検査であり,痛みも無い検査なのでこの機会に受けて欲しい。

-教会で集団感染が発生していることを踏まえ,アドバイザーでWV州立大のマーシュ医師は,フロリダで誕生日会としてバーに集まった16人の若者が全員感染したことを例に,マスクを着用することと,日本の新型コロナウイルス対策で使われている3C(3密)の回避を励行することが重要であるとコメントしている。

【感染者数等に関する情報】

 6月17日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(カッコ内は前日の数)

○ニューヨーク州:

 感染者数385,575名(384,575名),死者数 24,629名(24,608名)

・感染者数内訳(主なエリア)

 ニューヨーク市:

 感染者数 210,941名(210,591名),死者数 15,552名(15,544名)

NY市の内訳

  クイーンズ区:            64,176名(64,042名)

  ブルックリン区:           58,386名(58,274名)

  ブロンクス区:            46,778名(46,710名)

  マンハッタン区:           27,708名(27,677名)

  スタテン島区:            13,893名(13,888名)

 ナッソー郡:

 41,320名(41,290名),死者数   2,677名(2,676名)

 サフォーク郡:             

 40,770名(40,738名),死者数   2,006名(2,005名)

 ウエストチェスター郡:         

 34,385名(34,358名),死者数   1,539名(1,537名)

 ロックランド郡:           

 13,467名(13,460名),死者数     469名(  468名)

○ニュージャージー州:

 感染者数167,703名(167,426名),死者数12,769名(12,727名)

○ペンシルベニア州:

 感染者数 79,818名( 79,483名),死者数 6,319名( 6,276名)

○デラウェア州:

 感染者数10,444名( 10,403名),死者数    426名(   424名)

○ウエストバージニア州:

 感染者数 2,376名(  2,332名),死者数     88名(    88名)

○コネチカット州フェアフィールド郡:

 感染者数  

 16,381名(16,359名),死者数 1,352名(1,350名)

○プエルトリコ:

 感染者数  6,003名(  5,951名),死者数    147名(  147名)

○バージン諸島:

 感染者数    73名(     72名),死者数      6名(    6名)

【ビジネス関連情報】

◎各州等のビジネス関連情報は以下をご覧ください。

【NY市主催偏見や憎悪犯罪の報告に関するイベントの開催】

NY市では,新型コロナウイルスに関連した偏見や憎悪犯罪の増加を踏まえて,市民に対してこのような行為に関する報告を求めています。

今般,このような報告に対応している市当局から各種情報を提供するための日本人・日系人コミュニティー向けのイベントが6月18日(木)に以下のとおりオンラインで開催されることになりましたのでお知らせします。

日時: 6月18日(木)  15:00~16:30

イベントのリンク: https://bit.ly/JapaneseTownHall

ダイヤルイン番号: 646-992-2010

ミーティングID: 717022672

通訳者またはその他手配が必要な場合は以下のメールまでご連絡ください。

crb@cchr.nyc.gv

【領事窓口業務の一時的変更及び予約制の導入のお知らせ】

◎当館は以下のとおり領事窓口時間を変更するとともに,予約制を導入しています。ご来館予定の方におかれては,事前の予約をお願い申し上げます。また,当館にご来館される際にはマスクの着用をお願いします。

1 領事窓口の業務日

月曜日,火曜日,水曜日,金曜日(除,休館日)

2 受付時間

09:30~13:00

(ビザ(査証)申請受付:12:00~13:00)

3 予約方法・電話番号

以下の予約専用電話番号にお電話の上,予約をお願いします。なお,電子メール等による予約は受け付けておりません。

予約専用電話番号: (212)371-8222 内線486  (代表電話につながり次第内線486を押してください。)

予約受付時間: 月曜日~金曜日の09:30~16:00(除,休館日)

注:4週間分の予約を受け付けております。

現在,予約受付については午前中にお電話が集中し,午後は比較的少ない傾向にあります。また,予約電話で対応中は,お電話をいただいても呼び出し音が鳴り続ける状態となるため,このような場合には時間を改めておかけ直しいただきますようお願いいたします。詳細は以下リンク先をご参照ください。

◎当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しております。

ご不明な点ありましたら当館までご連絡をいただきますようお願いします。(電話:212-371-8222)

【医療関係情報】

◎CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。

・新型コロナウイルスに関する予防措置については以下のサイトをご覧ください。

・ニューヨーク市作成の新型コロナウイルスに関するファクトシート(発症した場合等の対応が日本語で記載されています)。

▪   ▪   ▪

【在ニューヨーク日本国総領事館】

・住所: 299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

・TEL: 212-371-8222

・FAX: 212-319-6357

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

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