【ワシントンDC、メリーランド州、バージニア州】新型コロナウイルス関連情報(第48報)
こんばんは。
在アメリカ合衆国日本国大使館の6月9日付の「新型コロナウイルス関連情報(第48報)」をお届けします。
以下、ポイントを引用掲載しますので、ご参照ください。
***
●VA州知事は,北部バージニア,リッチモンド市のフェーズ2移行(6月12日)および学校の段階的再開に向けたガイダンスを発表しました。
1.本日(6月9日)17時現在の当地における感染者数は以下のとおりです。
(1)ワシントンDC:9,474名(死亡495名)
◎地域別感染者数はこちら
(2)メリーランド州:58,904名(死亡2,686名)
◎地域別感染者数はこちら
(3)バージニア州:51,738名(死亡1,496名)
◎地域別感染者数はこちら
◎DMV における感染者数の推移
2.各州政府の措置等
(1)バージニア州
本日,ノーザム州知事等の記者会見が行なわれたところ,主な内容は以下のとおりです。
ア 北部バージニアおよびリッチモンド市のフェーズ2移行(6月12日から)
・州内の健康指標は良好(陽性率は14日間続けて減少,病床数は十分,10万人あたり15名の接触者調査員を雇用予定で現在872名を雇用済)。
・北部バージニアとリッチモンド市の健康指標も良好であることから,今週金曜(6月12日)からフェーズ2に移行する。
イ 学校の段階的再開に向けたガイダンス
・州内の学校(PreK-12)がサマースクールと来年度の授業において段階的に対面授業を再開することを可能にする段階的再開のためのガイダンスを発表。
・地域の教育部門は,各フェーズで定められた範囲内でどのように運用するかを決定する裁量を有し,地域毎の公衆衛生上の必要性に応じて,より限定的な対面授業を提供することも可能。
・各フェーズで許容される対面指導は以下のとおり。
<フェーズ1>
特別教育プログラムおよび働く家庭のためのチャイルドケア
<フェーズ2>
フェーズ1に加え,プリスクールから3年生までの授業,英語学習者向け授業,校舎内でのサマーキャンプ
<フェーズ3>
すべての生徒に対する授業(厳格なソーシャル・ディスタンス確保する措置を講じる。そのために,対面授業と遠隔学習を組み合わせた代替スケジュールが必要になる場合もある)
<フェーズ3の後>
今後発表されるガイダンスのもとで「ニュー・ノーマル」の実施
・州教育局は,各学校の対面授業および活動の再開に向けた計画作りを支援するための包括的なガイダンス「Recover, Redesign, Restart」を作成しており,doe.virginia.gov にて明日公開予定。
・すべてのフェーズにおいて,学校は,社会的・物理的な距離確保,健康・衛生管理の強化,清掃・消毒など,感染抑制のため,CDCの学校向けガイダンスに従わなければならない。そうした措置には以下が含まれる。
-学生と職員の毎日の健康チェック
-重症化リスクの高い学生・職員への遠隔学習やテレワークの提供
-少なくとも6フィートの物理的な距離を維持できない場合,職員はフェイスカバー着用
-物理的な距離を維持できない場合,発達に応じて,生徒のフェイスカバー着用を奨励
◎詳しくはこちら(学校再開に関するプレスリリース)
◎学校向け再開ガイダンス(各フェーズで可能となる授業形態の詳細等)
ウ 子どものスポーツに関するガイドライン
・フェーズ2においては,良識(Common Sense)に照らし,それぞれのスポーツで偶発的な接触,意図的な接触,用具の共有があるかといった視点から活動の可否を判断する必要がある(以下は一例)。フェーズ2では用具の共有は不可。
-屋内の空手教室に行くことは可。空手教室において他の生徒と意図的な接触をすることは不可。
-スケートリンクでのアイススケートは可。アイスダンスは不可。
-野球は,用具を共有しなければ可。
-フットボールは,用具を共有しない体力づくりは可。タックルは不可。
-サッカーは,意図的な接触をしないトレーニングは可。
・一度に活動できる人数は,屋内の場合は最大収容人数の30%もしくは50人のどちらか少ない方,屋外は50%もしくは50人の少ない方。
・親がスポーツを見学する場合は10フィート間隔を空ける(スポーツの場で応援が過熱することを考慮して通常の6フィートより間隔を空ける)。
・フィットネスやジムでの運動も,10フィートの間隔を空ける。
エ 州裁判所による立ち退き手続きの一時停止
知事の要請を受け,レモンズ州最高裁長官は,州内の立ち退き手続きを6月28日まで一時的停止。
◎詳しくはこちら(立ち退き手続き一時停止に関するプレスリリース)
(注)各州政府の措置等についても,できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。
(注)上記のほかにも,連邦・州・地方政府(郡,市など)レベルで感染拡大を抑制するための各種措置がとられています。特にお住まいの郡や市など地方政府が発信する情報には生活に密接に関わるものが多く含まれていますので,各自において最新情報の把握に努めてください。
3.航空会社の運航状況
(1)本日,全日本空輸(ANA)は,7月の運行スケジュールを発表しました。ワシントンDC-東京便については,7月31日まで引き続き運休となります。
◎詳しくはこちら
(2)その他各社の運航状況は以下のサイトを御参照ください。
◎日本航空(JAL)
◎ユナイテッド航空
◎デルタ航空
◎アメリカン航空
4.当館ホームページに新型コロナウイルス関連情報を掲載しています。情報収集の一助としてご活用ください。
◎当館 HP(新型コロナウイルス関連情報)
5.当館では,3月18日以降,当館領事班の人員体制を縮小しています。お急ぎでない手続きについては,ご来館の時期を再検討願います。
◎当館領事窓口をご利用予定の皆様へ(お願い)
6.新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,当館(領事班)まで御一報願います。
■在アメリカ合衆国日本国大使館
住所:2520 Massachusetts Avenue N.W., Washington D.C., 20008, U.S.A.
電話:202-238-6700(代表)
HP:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
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