【ペンシルベニア州】カントリーサイドの果樹園で結婚式を......☆
暖かく春らしい毎日が続いていますが、皆様、いかがお過ごしですか?
昨年から今年にかけては、コロナ禍の影響で外出禁止令や6フィート(2m)のソーシャルディスタンシングなどさまざまな規則が発出されたため、残念ながら結婚式をキャンセルしたカップルも多かったようですね。私の知り合いの3組のカップルも、2019年年から立てていた予定を変更し昨年の結婚式をキャンセルしましたし、最初から結婚式のプランは立てずに入籍だけ済ませたカップルも2組いました。
今年2021年の結婚式も見合わせているカップルも多いのではないかと思いますが、今日は、ちょっとユニークなウェディングプラン情報をお届けします。ウェディング用のイベント会場はもちろんのこと、アメリカでは、コミュニティセンターやレストラン(ちなみに、うちの近くのピザ屋さんも会場を提供しています)、自宅の裏庭での披露宴も一般的です。1991年にアメリカで公開された『花嫁のパパ(Father of the bride)』という映画での披露宴を自宅の裏庭で行っているように、庭にパーティ用のテントを張って行うタイプの披露宴はいまでも人気です。20年以上前に結婚したフィラデルフィアの知人も、奥様が生まれ育った自宅の裏庭で披露宴をしました。
さて、アメリカでは、数年前から屋外、特に農場やワイナリーで結婚式を挙げるのがトレンドになっているようです。農場で結婚? どこで披露宴をするの?と不思議に思うかもしれませんが、農場の大きな納屋(本当です! でも、ちゃんと衛生管理上パーティ用に改装された納屋ですのでご心配なく。笑)の中にテーブルセッティングするか、屋外にパーティ用のテントを張ってその中にテーブルと椅子をセッティングしてレセプションを行うのです。
ペンシルベニア州ローガンビルのブラウンさんの果樹園では、今年の5月から10月まで果樹園での結婚式(Weddings in the Orchards) と銘打って屋外での結婚披露宴会場を$6500(金・日曜日以外。金・日曜日は$5500)で提供しています。
ブラウンズの果樹園でのウェディングパッケージに含まれるもの:
・木造の屋外オーチャードビューセレモニーサイト
・ベンチ
・式典の入口のドア
・改装されたオンサイト「Appley-Ever」のプライベートブライダルスイート&グルームズクォーター
・アフターハウス。無料のコーヒー/紅茶とボトル入り飲料水
・当日の午前10時から午後10時までの会場の独占使用
・ファブリックライナー、ファン、クリスタルを備えたイベントテントでのレセプション
・シャンデリアとチャペルの窓の側壁
・農家スタイルのテーブル
・メインイベントテントからのケータリングテント
・トラクター(ブライダルハウスからセレモニーからブライダルパーティーまでのワゴンライド)
・カスタムメイドのバーとワイン樽のテーブルを含むカクテルエリア
・ハンディキャップアクセスのあるお手洗い
・4つの障害者用スペースを含むスペースを備えた敷地内駐車場と駐車場係員
・ゲストへのあいさつ
・結婚式の期間中のオンサイトブラウンの代表者
・無料の1時間のオンサイトリハーサル
*食事・飲み物は含まれません。(別途ケータリングの費用がかかります。メニューはこちらです
・収容人数:合計150名まで
・時間:午前10時~午後10時までの間の最大6時間
・保証金:50%の返金不可のデポジットが必要
・リハーサル:夕食なしで1時間。夕食込みで3時間
・キャンセルポリシー:イベントの120日以上前にキャンセルの通知を受け取った場合、デポジット総額の50%を返金。ブラウンズオーチャードに基づいて別の日付に100%譲渡可能。契約日の120日以内のキャンセルの通知は、0%の返金
・屋外スペースの緊急時対応(バックアップ):テントサイドカーテン
・悪天候の場合の対応:式典はメインテントのダンスフロアで開催。別のセレモニーテントを希望の場合、追加料金の加算
・賠償責任保険:有
・ケータリング:ブラウンズのケータリングの代わりに外部ケータリングを使用するオプション有(イベントの前に、外部ベンダーからの賠償責任保険証書が必要)
・Brown'sCateringを使用する場合、メニューの選択を完了する前に試食を行える(外部のケーキの持ち込み可)
アルコール類:ワイン、ビール、シャンパンは持参(バーテンダーが必要な場合、認可された/保険をかけられたバーテンダーのみ参加可能)
・セルフサーブバー:追加料金で雇うことができる認定されたRAMPトレーニング済みバーテンダーサービス有
・装飾ガイドライン:キャンドルはフレームレスでなければならない
・線香花火:テントの外でのみ点灯することができる(提供されたバケツに廃棄する必要あり。花火不可)
・バウンスハウス:動物/ペットは事前の承認を得る必要あり
・オンサイトの調整日:追加料金がかかる
・DJまたはライブバンド:ライブバンドのサイズについては、予約前に話し合う必要有
・スペースの制限:騒音制限有。自治区条例は午後10時なので、すべての音楽は午後9時30分までに停止すること
ちなみに、アメリカでは、妻(新婦の両親)が結婚披露宴の費用を負担するのが一般的ですが、最近は折半するカップルも増えているそうです。30年以上前に室内のイベント会場で披露宴をあげた知人は、古着のウェディングドレスを購入し費用を抑えたのに飾り用の氷の彫刻には$500(当時の円レートでおそらく7万円以上)かけて彼女の父親を嘆かせたそうです。そういえば、数年前に屋外で披露宴をしたAさんのお母さんも、「外での披露宴だから安上がりかと期待していたけれど、会場への支払い以外、食べ物、飲み物、飾りつけ、飾りのブーケの手配は別の出費となったからけっこうかかる」と感想を述べていました。ブラウンさんの果樹園でのこの披露宴のパッケージの場合、食事やアルコール類、DJなどを含むと少なくても1万ドル(100万円)程度は見込んだほうがよさそうですね。なお、サンデー・ブランチ・プチ・ウェディングパッケージの場合、ゲスト36名まで$2695(10:00am~1:00pmの間のみ)で提供しています。詳しくは、こちらをご覧になってみてくださいね。♪
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【データ】
Brown's Orchards & Farm Market(ブラウンさんの果樹園&マーケット)
・住所: PO Box 154 8892 Susquehanna Trail South, Loganville, PA. 17342
・電話番号: 717-428-2036
・Cafe & Coffee Bar: 717-347-7945
・公式ウェブサイト: Browns Orchards
・Email: info@brownsorchards.com
・アクセス: こちらをクリックすると、グーグルマップに移行します。
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
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