アメリカの日焼け止め事情
ワシントンDCでは春の訪れを感じる間もなく急に気温が上昇し、日差しも強くなり、すでに夏のような天候なの
で、出掛ける際はサングラスと日焼け止めが必須となっています。
旅行する際、日焼け止めを持ってくるのを忘れたり、旅行中に無くなったりして、旅行先で日焼け止めを買い
求めることもあると思いますが、日焼け止めってただでさえ種類が多くて悩むのに、さらに英語表記となると余計
どれを選べばいいかわかりませんよね。そこで、今回はアメリカで日焼け止めを買う際に役に立つ情報をご紹介
したいと思います。
まず、アメリカで日焼け止めを探していて驚いたのがSPF(Sun Protection Factor)の値です。日本では最高
でもSPF50しか見たことがありませんが、アメリカではなんと、SPF100の日焼け止めが売られています。
SPF50を塗っていれば安心だと思っていたので、SPF100が必要なのか気になりますよね。
そもそもSPFとは
SPFはSun Protection Factorの略でシミやそばかす・皮膚がんの原因となるUVBをカットする力を示して
います。SPFの数値は日焼け止めを塗らない時と比べてUVBをカットする時間を何倍に延ばすことができるかを
表しているので、SPF値が高い方がUVBをカットする時間を延ばすことができます。
ちなみに、SPFが1の時、20分間UVBをカットする効果があるみたいなので、単純に考えるとSPF100の場合は、
20分×SPF100=2000分(30時間以上!!)UVBをカットする効果があるということになります。
もちろんSPF100を使用していれば長時間UVBをカットすることができますが、その分、肌への刺激が強いことも
あるので、刺激が気になる方はSPF50くらいのものを購入してこまめに塗りなおせば問題ないと思います。
続いて、アメリカの日焼け止めには、日本の日焼け止めに表記されているPA値の表示が無いことに気が付き
ました。日本ではなんとなくPA+++など+が多いものを買っていれば安心と思っていたので、PA+の表記が無い
ことに不安を感じると思います。
PAとは
PAはProtection Grade Of UVAの略で皮膚を黒くしたり、シワなどの原因となるUVAの防止効果を表して
います。つまり、SPFが皮膚がんなどを防ぐのに対し、PAは肌の色が黒くなることを防ぐ効果を示しています。
+表示が多い方が防止効果が高く、PA++++がUVA防止に最も優れているということになります。
ただ、このPA値ですが、日本で使われている基準のようなので、アメリカの日焼け止めには表記が無い
みたいです。
では、どうやってUVA防止効果を判断するのか疑問に思うと思いますが、
少し見辛いですが、画像のようにUVA ProtectionやBroad Spectrum(効果の範囲を表す)UVAなどと表記されているので、日焼けで肌を黒くしたくない方は上記の表記があるかを確認して選ぶようにしてください。
アメリカ旅行中に日焼け止めを現地調達することになった際は是非参考にしてください。
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