夏のドイツの注意点

公開日 : 2018年08月19日
最終更新 :
筆者 : サナ

今年は暑さの影響か特に多いので、気をつけたいドイツのスズメバチ。日本のスズメバチとはちがって体はさほど多くはありませんが注意が必要です。

ドイツ語ではWespe(ベスペ)と呼ばれているスズメバチですが、数の多さとしつこさが特徴です。食べ物、飲み物を外で楽しんでいると、すかさず近づいてきます。蜂を追い払ったから怒って集団で反撃などは今まで聞いたことがないので、蜂が近くに来たら手ではなく持っている上着や鞄などを使って追い払ってる人が大半です。一番多い蜂の事故は、外でビールを飲んでいる時だそうです。スーパーなどで購入するビールの大半がビンのドイツなのですが、飲んでいる途中のビールのビンの中に潜り込んでしまい、気づかないで飲んでしまい唇を刺されてしまうことが多いのだとか。

P8150750.JPG

(大きさは小指の半分ほど、ミツバチとは違って毛が無いのが特徴です)

刺されたときに痛むのはもちろんですが、アレルギーを持っている人がドイツ人には多いのでみんな恐れています。洋服の色を気をつけたり、虫除けスプレーをしてもなかなか効果は実感できないので以下のことを気をつけてください。

+食べ物、飲み物に蜂がついていないか確認する(特に飲み物)

+はだしで芝生の上を歩かない

+子供の口の周りの食べ残しはしっかり拭く

+部屋の中に入ってきたら追い出すか、新聞紙などでたたいて処分する

二つ目のはだし歩きの注意ですが、芝生に巣があったり隠れていることが多いので注意が必要です。また、マダニもドイツには多く生息しているので注意が必要です。マダニはドイツ語ではZecke(ツェッケ)と呼ばれています。刺されても痛みがないのが特徴です。ハイキングやピクニックをする際にはなるべく肌が直接草木に触れないようご注意ください。マダニは南ドイツ(ミュンヘンなど)に多いとされていますが、ワイマールでも注意は必要です。自然の中で過ごした日はシャワーの際に全身をチェックしてみてください。もし噛まれていたら頭を残さないように取り除き、腫れていなかったらひとまずは安心です。感染症の恐れもあるので、心配な方は病院や薬局で相談してみてください。マダニの場合は虫除けスプレーがドイツのドラッグストアーで販売されているので、それを使用するのもお勧めです。

スズメバチの厄介な行動のひとつが部屋の中へ頻繁に侵入してくることです。ハエとは違って刺す恐れがあるススメバチなので、速やかに対処するのがお勧めです。ドイツの場合は網戸がない建物がほとんどなので、夏は蜂やハエや蚊の侵入が多いです。

万が一刺されたときの対処法です。

+針が刺さっている場合は早く抜く

+熱を持っているので冷やして、水で洗う

まずは毒がこれ以上入らないように針を取って、洗いましょう。ドイツの民間療法では玉ねぎの汁が殺菌にいいとされているので、切った玉ねぎを患部にあてるのも一般的です。子供や乳幼児の場合悪化する恐れがあるので、病院へ連れて行ってあげてください。大人でも痛みと腫れひどかったり体調によっては病院へ行くのがいいでしょう。腫れと痛み止めはAPOTHEKE(アポテーケ)と呼ばれる薬局へ行けば購入できます。薬局には薬剤師が常にいるので、患部を見せて相談しながら薬を購入してください。

不安にさせる話をしましたが、私の場合過去に一度だけススメバチに刺されています。外で食事中に足を組もうとしたら、蜂がふくらはぎに止まっていたらしく足ではさんでしまい、驚いて刺されました。刺されたときはくらげに刺されたのと同じくらいの痛みで、すぐに針を抜いてドイツ人の旦那に玉ねぎを切って患部にあててもらいました。痛みが引くのに一週間ほどかかりましたが、病院にも行かず完治しました。

知っていたら対処できることなので、あまり怖がらずに夏のドイツの観光を楽しんでくださいね。

町の中心にある薬局の場所

Löwen Apotheke 住所 Goetheplz. 1, 99423 Weimar

Stadt Apotheke 住所 Frauentorstraße 3, 99423 Weimar

Neue Theather Apotheke 住所 Steubenstraße 30, 99423 Weimar

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。