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イギリス/ウェルシュプール特派員ブログ キャノン 純子 さん

イギリス・ウェルシュプール特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

Sut Mae!(シュマイ!こんにちは!)

最近になって主人とハマったNetflixオリジナルドラマ『セックス・エデュケーション(SEX EDUCATION)』。
ドラマの中で何度も映し出される雄大な自然美に魅せられ、ロケ地を調べたら、イングランドとウェールズの国境にまたがるワイ渓谷近郊の村であることがわかり、早速、行ってきました!

2019年からNetflixで配信されているイギリスのコメディドラマ『セックス・エデュケーション』は現在、シーズン3まで楽しめます。




日本でも人気を集めているようなので多くの人にウェールズを知ってもらうチャンス!!と思いきや、ドラマ内ではまったくウェールズについては触れられてません(笑)。

ただ、すでに続編となるシーズン4の製作も発表されているので、今後またウェールズが注目されることを期待して?!ロケ地になった村を紹介します。

コロナ禍が収束して、また旅行が楽しめるようになったら、ぜひ訪れてほしい場所です。

■ ワイ渓谷の人気観光地「シモンズ・ヤット」&「シモンズ・ヤット・ロック」
シモンズ・ヤットはワイ川によって、イングランドのグロスターシャー州とヘレフォードシャー州に分かれているワイ渓谷沿いの村でウェールズの国境からもほど近い人気の観光地です。
川の東側、グロスターシャー州となる村の一部は「シモンズ・ヤット東」、西側のヘレフォードシャー州の村は「シモンズ・ヤット西」と呼ばれ、両岸には河川を横断できる橋のほかにケーブルフェリーもあります。

今回はドラマの中で主人公オーティスの自宅として撮影されたシャレーがある「シモンズ・ヤット東」を訪ね、村の麓から人気の景勝地「シモンズ・ヤット・ロック(Symonds Yat Rock)」へと続くフットパスを歩きました。
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少し急なフットパスを上がっていくと5分ほどで左に見覚えのある赤いシャレーが......。
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この「The Chalet」という名前で実在するシャレーは現在、ホリデーハウスとして一般に貸し出されています。
残念ながら、ドラマによく登場するエントランスやテラスは私有地のため、フットパスから見学することはできませんが、垣間見える外観からでもその素敵な雰囲気は十分感じられます。

このシャレーに興味のある方はこちら のウェブサイトをご覧ください。
ちなみに現時点(2021年10月18日)で、予約が可能なのは2022年4月以降でした。
また基本設定の4泊で予約した場合の料金は4200ポンド(およそ65万円)。
ベッドルームは5室、10名まで滞在が可能なので、人数が揃えば、お値打ちに宿泊することができます。

そして、シャレーで分岐するフットパスをさらに「ヤット・ロック(Yat Rock)」の標識に沿って、上ります。
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フットパスはさらに森の中へ......
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途中、他のフットパスとも合流しますが、迷うことなく、「ヤット・ロック」方向へ進みます。
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上り始めてから、20分ほどでヤット・ロック手前の広場に到着。
カフェやピクニックエリアがある広場は週末だったこともあり、家族連れなどでにぎわっていました。
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この広場にも展望台が設置されていて、ワイ渓谷とシモンズ・ヤットの眺望が気軽に楽しめます。
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そして、広場から100m先のビュー・ポイント「ヤット・ロック」までは歩道橋を渡っていきます。
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映画『ハリー・ポッターと死の秘宝パート1』のロケ地でもある「シモンズ・ヤット・ロック(Symonds Yat Rock)」はハリーとロン、ハーマイオニーがキャンプした森と渓谷を見下ろした場所としても知られています。
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フットパスを歩いて上りきったあとに目にした緑豊かな森と蛇行するワイ川の壮大な自然景観はドラマや映画に度々、使われるのも納得の美しさで疲れも忘れて、ただただ感動でした。

また、ヤット・ロック周辺はハヤブサやオオタカなどの猛禽類を鑑賞できるポイントにもなっていて、毎年、岩に巣を作るハヤブサのペアを設置されている望遠鏡で見ることができるそうです。
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さて、麓の村に戻ってから、あらためてヤット・ロック方向を望み、オーティスの家(シャレー)を確認。
高台に建つ赤いシャレーはホテルやB&B、ホリデーコテージが建ち並ぶシモンズ・ヤットの中でもやはり印象的で目を引きます。
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シモンズ・ヤット東は歩いてまわれるほどの小さい村ですが、カフェやレストランも数軒あり、ちょうど昼時だったので食事を楽しむ人たちでにぎわってました。
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そして、このシモンズ・ヤット一帯にはワイ川が急流になるポイントが多く、カヌーの中・上級者に人気のエリアなんだとか......村にはカヌーやカヤックのレンタルショップもあって、川のあちらこちらでカヌーを楽しむ人たちやレッスンを受けているグループを見かけました。
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他にもボート・ツアーやロック・クライミングなど観光アクティビティが充実。
もちろん、川岸でのんびりするのもイギリスらしい最高に贅沢な休日の過ごし方です。
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小さいながらも魅力がいっぱいのシモンズ・ヤット、次は西側をゆっくりまわってみたいと思います。




2021年10月18日

シュマイ!こんにちは!
9月最終日、ウェールズは秋雨が降る肌寒い1日となりました。
そして秋が深まるにつれ、日の暮れもどんどん早くなってます。
そんな秋の夜長をみんなで一緒に楽しもうとウェルシュプールの隣村、キャッスル・カレニオン(Castle Caereinion)では先日、18ヵ月ぶりに「フィルム・フライデー(FILM FRIDAY)」が開催されました。
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▲ 村の公民館に掲示された「フィルム・フライデー」の案内チラシ

2020年3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大およびロックダウン措置により、さまざまなイベントが見合わされていましたが、ようやく通常の生活に戻りつつあります。
フィルム・フライデー再開の案内チラシにも”We’re back!“の文字が(笑)。そして、今回に限り、鑑賞料(大人£4、小人£2)が無料と太っ腹な開催!
主催者である村の有志グループ(キャッスル・カレニオン・シネマ・クラブ)の気合いを感じました。
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▲ シネマ・クラブが配布する「フィルム・フライデー」のプログラム(外面)

今回の鑑賞作品はウェールズが舞台となった実話をベースに制作された映画『ドリーム・ホース(Dream Horse)』(2020年公開)で最初から最後まで笑いと感動が満載のまさに初回にはピッタリのもの。
とても心温まる秋の夜となりました。

そんな、私や村の人たちのささやかな楽しみ「フィルム・フライデー」は村のコミュニティ・ホールで9月から3月の半年間、月にいちど開催されます。
集まるのはいつも地元の顔見知りばかりですが、地域交流の役割も担う大切な憩いの時間です。
そして、ミニ映画館となるその日はミニ・バーもオープン!
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▲ フィルム・ナイト限定オープンのミニ・バー

地元のパブからの出張なのでライセンスもあり、種類は限られてますがアルコールも販売してます。
ちなみに無料のスクァシュ(squash)とは水で割った濃縮果汁ジュース。子供用に用意されているようですが、大人でもオーダー可能です。
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▲ ミニ・バーのメニュー表

また会場入口ではイギリスのチャリティーイベントには欠かせない? ラッフル・チケット(Raffle Tickets)も販売。
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▲ 5枚綴りのラッフル・チケットは各1ポンド。

「ラッフル・チケット」とは欧米でよく行われるチャリティー福引きチケットで、主催者側がさまざまな賞品を用意し、参加者にチケットを販売します。
ナンバリングされたチケットの控えは抽選箱へ、もう一方を購入者が持っておき、抽選で当たれば賞品がもらえるといったとてもシンプルな仕組みで、外れても寄付になるのが気持ちよく参加できる人気のポイントです。
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▲ 会場内の様子

会場内は完全自由席で、好きな場所に椅子を動かしてもOK!
上映時間は作品によって異なりますが、いつも途中でトイレ休憩を挟み、ラッフル・チケットの抽選も行うなど、終始ゆるい感じで進行されます。
また、どの作品も英語字幕を入れて上映。耳の遠い人が多いからだそうですが、私にとってもうれしい心遣いです。
来月(10月)は日本でも2021年3月に公開されたアカデミー賞受賞作品『ノマドランド(Nomadland)』。
まだ見ていない映画なので今から楽しみです。
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▲ フィルム・フライデーのプログラム(内面)

最後に今回鑑賞した映画『ドリーム・ホース(Dream Horse)』を紹介。

“炭坑が閉鎖された英ウェールズの田舎町で、昼はスーパーのレジ係、夜はバーテンダーとして働く妻ヤンと炭坑夫だった夫ブライアンが競走馬の繁養に乗り出し、その競走馬ドリーム・アライアンスをウェルシュ・グランド・ナショナルに出場させた奇跡を描いた作品”



日本での公開は現在(2021年9月)も未定のようですが、ウェールズらしい自然の景観やウェルシュ(ウェールズ人)の日常生活、ウェルシュなまりの英語など、ウェールズ感満載の作品なので、機会があれば、ぜひご覧いただきたいおすすめの映画です。




2021年9月30日

Sut Mae!(シュマイ!こんにちは)
ウェールズもここ数日で一気に秋の訪れを感じるようになりました。
芸術の秋、味覚の秋、そして運動の秋……天気のいい日にはハイキングを楽しんでます。
そこで、今回はイギリスの絶景に出会える場所として知られるヨークシャー・デイルズ国立公園の人気ハイキングスポットを紹介します。
いまだ新型コロナウイルス感染拡大により旅行は難しい状況ですが、事態が収束したらぜひ訪れてほしいおすすめの場所です。

■ ムーア(荒野)に架かる巨大な鉄道橋「リブルヘッド陸橋」
イングランド北部のヨークシャー地方に広がる「ヨークシャー・デイルズ国立公園(Yorkshire Dales National Park)」は緑豊かなムーア(荒野)で覆われた20以上のゆるやかなデイル(谷)と石灰岩の山々で形成された大自然が美しいイギリス屈指のカントリーサイドです。
そんな大自然と田舎風景が魅力の国立公園内には数多くのフットパスやトレッキングルートが整備されているので、一年中、ハイキングやアウトドアが楽しめます。
1875年に完成した24本の柱によって支えられる鉄道橋「リブルヘッド陸橋(Ribblehead Viaduct)」周辺もそのひとつで荒涼としたムーアに延びる全長400m、高さ32mの巨大な鉄道橋は遠くからでも望めることから、ハイカーやサイクリストに人気です。
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▲ ムーアに架かるリブルヘッド陸橋

また、リブルヘッド陸橋はセトル・カーライル鉄道のハイライトでもあるため、セトルまたはカーライルからリブルヘッド駅まで列車の旅を楽しみ、駅から橋までのフットパスを歩く観光客も少なくありません。もちろん、橋からその先にある隣駅まで歩くこともできます。
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▲ リブルヘッド陸橋周辺に設置されたフットパスの道標

橋梁下までは平坦な道のりなのでサンダル履きの人もいれば、本格的なトレッキングシューズの人もいたりとハイキングのスタイルもいろいろ。
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▲ サイクリングを楽しむ家族連れ

また橋の周辺では巨大な橋の絶景を撮影しようとカメラを構える人たちもあちこちで見かけます。
タイミングがよければ橋を通過する列車を写真に収めることもできるので、鉄道ファンはあらかじめ時刻表の確認も忘れずに。
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▲ 橋梁下は人気の撮影スポット

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時間と体力が許す限りのんびり歩いてみてほしいヨークシャー・デイルズ国立公園のおすすめハイキングスポットです。

■ リブルヘッド陸橋への行き方
・ロンドン・キングス・クロス(London King’s Cross)駅から列車で約3時間、リーズ(Leeds)駅で乗り換えて約80分、リブルヘッド(Ribblehead)駅で下車。
・リブルヘッド駅前からはリブルヘッド陸橋まではフットパスで約15分(950m)。





2021年9月24日
2021年9月20日
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  • 特派員プロフィール
  • ウェルシュプール特派員

    ウェルシュプール特派員
    キャノン 純子 さん
    大手旅行会社の添乗員として、20年以上、国内・海外を問わず、お客様の旅のサポートに従事。欧州を中心に約60ヵ国の渡航経験あり。2016年6月、結婚を機にウェールズへ移住。その後、地元カレッジで調理師資格を取得し、現在は地元のレストランでシェフとして働きながら、今までの経験を活かし、ウェールズを中心とした現地コーディネーターとして活動中。観光情報や文化、生活など幅広い分野でウェールズの魅力をお届けします。
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