ジブラルタルへの渡航に関する注意喚起

公開日 : 2020年02月28日
最終更新 :
筆者 : June

在英国日本国大使館より、ジブラルタルへの渡航に関する注意喚起のメールが届きました。 これは在留届の提出者、たびレジ登録者宛てに配信されています。

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐためということですが、イギリスの海外領土であるジブラルタルがこうして、日本からの入境を実質的に禁止しはじめたことにイギリスはもちろん、ヨーロッパ諸国の今後の対応が気になります。

メールの内容は以下のとおりです。

ジブラルタル当局は,新型コロナウイルスによる感染防止を目的として,過去14日間に,中国,タイ,日本,韓国,香港,台湾,シンガポール,マレーシア,マカオ,イラン,イタリア北部,カンボジア,ラオス,ミャンマー,ベトナム,カナリア諸島の一部に渡航した者に対して,実質的に入域禁止の措置を講じています。ジブラルタルへの渡航を予定しておられる方は,ジブラルタル当局ウェブサイトの報道発表などから最新の情報を入手することをお勧めします。

1.2月25日,ジブラルタル当局は同ウェブサイトを通じて,新型コロナウイルスによる感染防止を目的として,次の16の国・地域を「危険国(at-risk country)」としてリストアップし,過去14日以内にこれらの国・地域へ渡航したことのある者に対して,ジブラルタルに入る際にその事実を申告することを義務づけています。 ・中国 ・タイ ・日本 ・韓国 ・香港 ・台湾 ・シンガポール ・マレーシア ・マカオ ・イラン ・北イタリア(ピサ,フィレンツェ,リミニを結ぶ線より上の地域) ・カンボジア ・ラオス ・ミャンマー ・ベトナム ・(カナリア諸島の)テネリフェ

2.上記の次第はあるものの,ジブラルタル当局の「コロナウイルスに関する緊急事態対処規則」によれば,同当局は,過去14日以内に上記の「危険国」からジブラルタルへ渡航しようとする者に対して,その入域を拒否できることが定められており,最近になりジブラルタルへの渡航を試みた複数の邦人旅行者から,ジブラルタルに入域するための審査ゲートにおいて同当局の係官により入域を認められなかったとの報告を受けています。

3.「コロナウイルスに関する緊急事態対処規則」によれば,この渡航制限措置の有効期間は3月11日までとのことですが,今後の状況次第では,上記の「危険国」リスト掲載国の拡大や有効期間延長の可能性も否定できないため,ジブラルタルへの渡航を予定されている方におかれましては,ジブラルタル当局ウェブサイトの報道発表などから最新の情報を収集することをお勧めします。

●ジブラルタル当局ウェブサイトの報道発表 https://www.gibraltar.gov.gi/press/press-releases

筆者

イギリス特派員

June

60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。