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イギリス/ウェルシュプール特派員ブログ キャノン 純子 さん

イギリス・ウェルシュプール特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年3月20日

イギリス最大のパワースポット&アーサー王が眠る聖地【グラストンベリー】


イギリス最大のパワースポット&アーサー王が眠る聖地【グラストンベリー】

Sut Mae! (シュマイ!こんにちは!)

今回はウェールズにもゆかりのあるアーサー王が眠るイングランド南西部の小さな町、グラストンベリーをご紹介します。

■イギリス最大のレイライン「セント・マイケルズ・レイライン」 
レイラインとは、地図上で古代の遺跡や教会を結ぶと浮かび上がる直線のことで神秘的なエネルギーの流れに沿っているといわれています。
イギリスにはいくつかのレイラインが存在し、なかでも有名なのがイギリス南西部を貫く「セント・マイケルズ・レイライン」で、レイライン上にある遺跡の多くが大天使ミカエル(マイケル)に由来することから、こう呼ばれます。
グラストンベリーの町はこの「セント・マイケルズ・レイライン」上に位置するため、そのパワーを求めて世界中から多くの人たちが訪れます。
町にはタロットカードやパワーストーンなどスピリチュアル系のお店が多く、歩いている人たちもエキセントリックな風貌だったりとほかの町とは違う独特で不思議な雰囲気が感じられます。

■伝説の島アヴァロン? 「グラストンベリー・トー」
グラストンベリーで、特に強いパワーを感じられる場所として人気があるのが町外れにある丘、「グラストンベリー・トー(Glastonbury Tor)」です。丘の上には屋根がない旧聖ミカエル教会が塔のようにそびえ立ちます。
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▲グラストンベリー・トーの旧聖ミカエル教会

グラストンベリー周辺は昔、湖や湿地帯が広がっていたため、このグラストンベリー・トーの丘は島のように浮かんで見えたそうです。また、12世紀末にアーサー王とグィネヴィア王妃の遺骨がこの丘の頂上で発掘されたと伝わることから、アーサー王伝説に登場する伝説の島「アヴァロン」だともいわれています。
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▲天井がない吹き抜けの旧聖ミカエル教会内

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▲旧聖ミカエル教会内からの眺望

現在は景観保護団体ナショナル・トラストが管理していますが、入場は無料。24時間自由に入場が可能です。麓から頂上へはフットパス(遊歩道)で約20分。

Glastonbury Tor/National Trust
URL: https://www.nationaltrust.org.uk/glastonbury-tor


■聖なる赤の泉「チャリス・ウェル」
グラストンベリー・トーのほかにもこの小さな町には伝説をもつ場所があります。
丘の麓にある「チャリス・ウェル(Chalice Well)」もそのひとつで伝統的なイングリッシュ・ガーデンの中にある聖なる泉です。

この泉の水は鉄分を多く含んでいるため、泉の周辺の石は赤く、その見た目から「赤の泉」「血の泉」ともいわれます。キリストが処刑された際にその血を受けた聖杯が埋められているからだとか......2000年以上経っても、湧き続ける水は聖なる水として今でも大切に守られ、癒しの力も持つといわれることから、この水を求めて多くの人たちが訪れます。


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▲聖杯が埋められているといわれる聖なる井戸「チャリス・ウェル」

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▲ここでは聖なる水を飲んだり、クリスタルなどを浄化したりすることができます。

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▲チャリス・ウェルのシンボル「ヴィシカパイシス」の泉


チャリスウェルにはふたつの円が重なっている「ヴィシカパイシス(Vesica Piscis)」というシンボルがたくさん見られます。

これは「天と地」「陰と陽」「男性と女性」などの二元性の交差と結合を意味していて、魚座のシンボルでもあります。

また、ジョン・レノンが名曲「イマジン」の構想を練った場所といわれる「エンジェルベンチ」もあり、訪れた人々は自由に歓談や瞑想を楽しめます。

入場料: 大人£4.6 子供(5〜17歳)£2.3 (2020年3月現在)

■Chalice Well Trust

・住所: 85-89 Chilkwell Street

Glastonbury BA6 8DD

・URL: https://chalicewell.org.uk/


■聖なる白の泉「ホワイト・スプリング」

チャリス・ウェルの裏手に「ホワイト・スプリング(The White Spring)」という名前のとおり、白い水が湧き出る泉があります。

チャリス・ウェルの「赤い水」に対し、この「白い水」にはカルシウムが多くの含まれていて、チャリス・ウェル同様、聖なる白の泉として大切に保存されています。

洞窟のような暗い建物の中には泉の祭壇があり、誰でも自由に瞑想や沐浴ができます(場内は撮影不可)。

また、建物外には水汲み用の場所が設置されていて、水を汲んで持ち帰ることも可能です。 whitespring.jpg

▲ホワイト・スプリングの水を汲む人たち

■The White Spring

・入場: 無料

・開場時間: 水曜、木曜を除き、毎日13:30〜16:30(2020年3月現在)


■アーサー王とグィネヴィア王妃が眠る「グラストンベリー・アビー」
町の中心部にある「グラストンベリー・アビー(Glastonbury Abbey)」にはアーサー王とグィネヴィア王妃の墓跡を見ることができます。 Glastonburyabbey1.jpg

▲アーサー王の墓跡と記される看板が立つ場所


グラストンベリー・トーの頂上付近で発見された遺骨はそのあと、この地に埋葬されたといわれ、実際に修道院の地下からアーサー王の棺桶が発見されたという伝説が残っています。

16世紀にヘンリー8世によって修道院は破壊され、現在は廃墟となっていますが、イギリス最古のキリスト教修道院としても広く知られ、敷地内にある博物館では歴史や伝説などが詳細に展示されています。

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▲廃墟となった修道院

入場料: 大人£8.6 16歳以下£5.15 5歳以下無料(2020年3月現在)

スタッフによる遺跡の無料ツアーも行われています(時間は日によって異なります)。

■Glastonbury Abbey

・住所: The Abbey Gatehouse, Magdalene Street

Glastonbury, Somerset, BA6 9EL

・URL: https://www.glastonburyabbey.com


■世界最大の野外ロック・フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」

1970年から始まった、この世界的に有名なロック・フェスティバルは、60を超えるステージや会場で行われ、20万人以上の観客を熱狂させます。

毎年6月下旬に行われ、開期中の数日間はこの小さな田舎町、グラストンベリーが喧噪に包まれます。

また、このフェスティバルの魅力は通常のコンサート会場ではなく、牧草地に特設ステージが設けられ、静かな大自然の中で最高の音楽を楽しめることです(数年に一度、芝生の休閑年があります)。

出演するアーティストも豪華で、日本の「フジロック・フェスティバル」のモデルになったともいわれています。

そんなグラストンベリー・フェスティバルのチケッはたいへん入手が困難なことでも知られています。

毎年、約10万枚以上のチケットが発売日にオンラインのみで一斉販売されますが、世界中から購入希望者が殺到するため、いつも数十分で完売となってしまいます。

興味のある方は、このチケット争奪戦に挑んでみてはどうでしょうか?

【2020年グラストンベリー・フェスティバル中止のお知らせ】
2020年のグラストンベリー・フェスティバル(2020年6月24日〜28日)は「新型コロナウィルス」感染拡大防止のため3月19日に中止が決定しています。
すでに当選済みの2020 年のチケットは来年に繰り越しされるとの公式発表がありました。


■グラストンベリーへの行き方

ロンドン・パディントン(Paddington)駅から、ブリストル・テンプル・ミーズ(Bristol Temple Meads)駅まで列車で約2時間。

テンプル・ミーズ駅からは376番バスに乗車。所要時間約1時間20分、1時間に1〜2本運行。

バスはグラストンベリーの町の中心にあるインフォメーション・センター前で停車します。

Glastonburytouristinformation.jpg

▲バス停前のインフォメーション・センター

■Glastonbury Information Centre
・住所: St Dunstan's House, 1 Magdalene Street Glastonbury
・URL: https://www.glastonburytic.co.uk/

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カテゴリー 自然・風景 見所・観光・定番スポット
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  • 特派員プロフィール
  • ウェルシュプール特派員

    ウェルシュプール特派員
    キャノン 純子 さん
    大手旅行会社の添乗員として、20年以上、国内・海外を問わず、お客様の旅のサポートに従事。欧州を中心に約60ヵ国の渡航経験あり。2016年6月、結婚を機にウェールズへ移住。その後、地元カレッジで調理師資格を取得し、現在は地元のレストランでシェフとして働きながら、今までの経験を活かし、ウェールズを中心とした現地コーディネーターとして活動中。観光情報や文化、生活など幅広い分野でウェールズの魅力をお届けします。
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