イギリス最古の国立公園「ピーク・ディストリクト」と観光起点の町「バクストン」&「ベイクウェル」
○ バクストンへの行き方
・ ロンドン・ユーストン駅からバクストン駅まで列車で約3時間(途中、ストックポート駅で乗り換え)
・ マンチェスター・ピカデリー駅からバクストン駅まで列車で約1時間
* 曜日・時間帯によっては、乗り換えが必要となり、所要時間が異なる場合もあります(現在は新型コロナウイルスの影響により、一部列車が運休となっています)。
バクストン観光案内所
・ 住所: The Pump Room The Crescent, Buxton SK17 6BH
■ イギリスの伝統菓子「ベイクウェル・プティング」発祥の地、ベイクウェル
美しいワイ川が流れ、川沿いの散策道や石造りの家など、のどかな山里の風情が残るベイクウェル(Bakewell)は国立公園内でもっとも人気のある町です。
その理由はかわいい町並みはもちろんこと、イギリス人がこよなく愛する伝統菓子「ベイクウェル・プディング」が生まれた地としても知られるからです。
▲ ベイクウェルの観光スポット「Bakewell Love Locks Bridge」/ 町の土産店で南京錠が購入ができます
ベイクウェル・プティングとはタルト生地にジャムを薄く敷き、その上に卵とアーモンドを混ぜ合わせた生地を流し込んで焼いた甘いタルトケーキで、19世紀後半にこの町でひょんな失敗から偶然生まれたと伝えられています。
▲ 店頭に並ぶベイクウェル・プティングとアイシングされたベイクウェル・タルト
町には元祖を名乗るお店が2店あり、そのひとつが1865年創業の「オールド・オリジナル・ベイクウェル・プディング・ショップ(The Old Original Bakewell Pudding Shop)」で店内にはカフェとレストランが併設されていて、食事とともに温かいプディングも楽しめます。
▲ ベイクウェルの人気店「オールド・オリジナル・ベイクウェル・プディング・ショップ」
もうひとつのお店が1889年創業の「ブルーマーズ・オブ・ベイクウェル(Bloomers of Bakewell)」で店内ではたくさんの種類の菓子や食料品が販売されていて、甘いもの好きには堪りません。
▲ 甘い香りが漂う「ブルーマーズ・オブ・ベイクウェル」の店内
このほかにも町にはたくさんの菓子店があるので、店によって微妙に味が違うプディングを食べ比べてみるのもおすすめです。ただ、日本の菓子よりも甘いのでその点はご注意ください。
○ ベイクウェルへの行き方
・ バクストン駅前からマトロック(Matlock)行きのバス(TP TRANSPEAK)で町の中心部ベイクウェル(Stand E)まで約40分。
ベイクウェル・ビジター・センター ・ 住所: Bakewell The Old Market Hall, Bridge St, Bakewell DE45 1DS ・ URL: https://www.peakdistrict.gov.uk/visiting/visitor-centres/bakewell
今回、ご紹介したピーク・ディストリクト国立公園にはほかにも映画のロケ地で知られるハドン・ホールやチャッツワースなどの観光名所やすばらしい景勝地、素朴で魅力ある町や村など、見どころが満載です。
今はまだ海外旅行を楽しめる状況ではありませんが、収束したらぜひ、大自然あふれるピーク・ディストリクトを訪れていただき、その風光明媚な景色に魅了されてみてください。
All text & photos by Junko Cannon
筆者
イギリス特派員
June
60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。
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